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サッカー観戦日記
by T.K.
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■なでしこリーグ 高槻−吉備国大
開始早々、ネットへのロングボールが増える。しかしネットには高さがないし、スペースは消されている。このサッカーなら173cmの浜田を1トップにすべきだろう。50分、高槻32成宮カットからI浜田へ、届かず。50分、吉備国、正面30mFK。I杉田とE高野が並びI杉田らゆるく右上へシュート、外れる。枠に飛んでもキャッチされていた。高槻は守備の焦りから敵陣ファウルが多い。57分、高槻Oネット、左からスピード鋭く切り込み、シュートは右に外れる。決定機。ネットのスピードは圧倒的だが、決定力がない。60分、吉備国G西川→H野間。西川に何もさせなかった高槻守備陣の能力の高さはさすがだ。ロングボールは潰し、引いて下がっても、しつこく追いかけ、ドリブルはチャレンジ&カバーがきっちりしていた。奥田と高槻のCBコンビは完璧だった。62分、吉備国、左CK、F重政の右足、また一塊からさっとJ高橋がファーに逃げてフリーもボールがやや高くかすっただけ。決定機。高槻のセットプレーの守備はどうなってるんだ?マンマークの弱点を突かれまくっているではないか。67分、吉備国I杉田の右クロスは高槻A奥田がカット。高槻もM丸山がペナ内に突っ込むが最後はB武田カット。丸山が前を向いてドリブルできるようになり脅威が増した。71分、高槻A奥田の右クロスにOネット潰れI浜田が折り返しOネットもシュートはブロック。74分、吉備国P倉員→S足立。観客数942人。77分、吉備国、スルーパスにたっぷりあいた高槻左スペースを使いS足立右クロスにH野間がきれいにフリーでボレー。0−2。80分、吉備国のバックパスをOネットがカット、、シュートはブロック、こぼれをI浜田が突っ込むがファウル。80分、高槻D松田→28巴月。81分、吉備国、ロングボールをH野間が落とし、右のS足立が入れて中のH野間がフリーでヘッド。0−3。直後にもH野間のスルーパスS足立のクロスに49高塚が反応するが高槻A奥田がカット。87分、高槻A奥田が右クロスをI浜田ファーでヘッドも弱い。GKキャッチ。終了間際、吉備国Q吉武→26三宅。結局0−3で終了。
後半のシュート数は8(0)対3(2)、CK数0対4、GK数4対6、クロス数4対10、ファウル数9対4。高槻は攻守に個人能力で相手を上回ったのだが……。特にE平野は中盤で全部潰していた。イアンサイドも支配していた。しかしパス回しがスムーズでなく、決定的に崩せず、ネットの快速も浜田の高さと左足も、成宮の個人能力も活かせず。本並さんは成り手の少ない高槻の監督を引き受けてくれたのだから、その点はありがたい。しかし格上相手には真っ向勝負で大量失点、格下、といっては何だから個人能力の劣るチーム相手にはつなぎのスムーズでない崩せないサッカー。勝つためにサッカーをやっているのかはなはだ疑問だ。滅びの美学のためにサッカーをやっているように私の目には映った。高槻は格上相手には守備を割り切ったサッカーをするしかないのに……。これで吉備国とは勝ち点差が9に開き、今期1勝もしていない高槻とすれば絶望だ。まあ今年はもう観ないでしょうね。今期観た3試合はいずれも絶望的な内容だった。来期チャレンジリーグに落ちると、主力は移籍するだろうし、選手供給源となるしっかりした下部組織はないし、地元ヴィトーリアから選手が入るようになったのはうれしいけど、大学生や社会人になると、関西に残ってくれる保証もないし……。正直来期の展望も見えません。タイ人は全員移籍(帰国?)だろうなあ。
公式記録
10月14日(月)
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