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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンス参入戦 履正社−郡山 近大新宮−神国大附 比叡山−立宇治
この日はプリンス参入線一回戦。プリンスは来年から1部制になる。プリンス1部8位の野洲と2部優勝の阪南大高、同2位の神戸弘陵がシードで決定戦に登場。その3チームに挑戦するチームを府県リーグ優勝の6チーム同志の対戦で決める。またプリンス1部の上位3チームで大阪桐蔭・京都橘・東山がプレミア参入戦で勝ち上がった場合、プリンス参入戦で敗れてもプリンスの成績上位から来年度のプリンスに参加できる。つまり野洲は優位になる。またプレミアからG大阪の降格もあり、そのつど調整とのことだが、参入戦勝利チームのプリンス参加を保証するとのことなので、では代わりにどこが降格するのか、とかレギュレーションがわからない部分がある。

第1試合は履正社(大阪)対郡山で勝者が2日後野洲と対決する。

プリンスリーグ関西参入戦1回戦
履正社高校−郡山高校
堺S8 10月12日 9時45分 ピッチ人工芝 晴れ

履正社          郡山
−五三−−二四−−三番− −−−三二−−三八−−−
−−−四八−−四四−−− −−−−−−−−−−−−
−−−−−二六−−−−− 三七−三一−−三十−四四
二五−五六−−二七−十三 三五−五五−−四七−六十
−−−−−三十−−−−− −−−−−七四−−−−−

立ち上がりから履正社は一方的にパスを回す。しかし局面で1対1を迎えても、ほぼ100パーセントパスなので打開はできず、シュートには持ち込めない。郡山はバランスを保つが、振り回されているので、90分ゲームにおいてスタミナが持つのか、心配だ。郡山では32番の突破力や30番の正確なキックが目を引く。履正社では48番と44番が正確なパスワークと前線への飛び出しを見せるが郡山はしっかり付いていく。淡々とゲームが進み、24分、履正社の左CK、ファーで3番が中に折り返すがクリア。27分、郡山の右FK30番が右足で中に入れるがニアでGKがはじく。29分、履正社53番の左クロス、ファーから44番、GKの脇を抜く。1−0。履正社25番に警告。すかさず25番→6番を右CBに入れて17番を左SBに回す。37分、履正社、右パスに24番シュートもGKセーブ。決定機。44分、履正社パス回しから44番ミドル、右に外れる。決定機。45分、履正社、左FK、53番飛び込むもGK抑える。結局前半は1−0で終了。

履正社はパスの美学にこだわるのはわかるが、もっと仕掛けないと点は取れない。90分トータルで相手を疲れさせればいいと思っているのだろうが。前半シュート数は5(2)対2(2)、CK数は3対2、GK数は3対3、クロス数は6対0、ファウル数8対3。ほとんど郡山サイドでのゲームだった。

後半も流れは変わらない。5分、履正社、右クロスにファーで53番落とし3番シュートもブロック。13分、履正社24番、左から突っかけるがカットされる。15分、44番→52番。18分、履正社、右CKに26番の左足から左に流れ48番のクロスに6番ボレー、当てただけ。26番の左足でのパスワークも見事。22分、郡山55番に警告。ドリブル引っ張った。履正社24番→12番。26分、郡山、スルーパスに38分が反応するが履正社GKキャッチ。30分、履正社17番、フリーで左クロスもGKキャッチ。31分、郡山31番のパスに32番右シュートも上に外れる。37分、郡山44番→66番。39分、38番→76番。郡山は相手のパス回しにすっかり運動量が落ちたが、それでも履正社は頑として仕掛けない。結局1−0で終了。

後半のシュート数は6(2)対3(1)、CK数2対0、GK数0対7、クロス数5対0、ファウル数8対6。ペースは圧倒的に履正社が握っていたが、物足りなさも感じた。もっと点を取りにいけただろうと。郡山は仕掛けはよかったが、守備力が足りなかった。引いて守ってロングカウンター狙いが、それも不発。力の差を感じましたね。

これで履正社は2日後、野洲とのポゼッションサッカー対決となった。支配力では履正社、突破力では野洲というカード。結局6−0で履正社が勝利して来年度のプリンス関西への参加を手にした。野洲はプレミア参入戦に1チームでも勝てば残留できるが、とにかく他力本願となった。




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10月12日(土)
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