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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プレミアWEST G大阪−大津
ハーフタイムで大津G葛谷→N池永。大津は様相が一変する。中盤に入ったテクニシャンたちが足元で受けたがり、ドリブルを見せ、判断が遅くなりパスのテンポが悪くなる。まあ、イメージどおりの大津である。テクニック自慢の大津は育成には長けているが勝負弱さの象徴でもある。48分、G大阪G小川が裏を取りかけるがカット。50分、G大阪D内田が上がり大津DFにプレッシャーをかけて奪い左クロス、28妹尾は蹴り込むだけ。3−0。大津DFの体の入れ方が甘かった。またG大阪のフォアチェックが機能し始めた。54分、G大阪D内田の左クロスにG小川ミドルも上に外れる。決定機。56分、G大阪G小川から右でフリーのQ山崎へ、ミドルが左上に決まり4−0。GKはノーチャンスのいいシュートだった。60分、またしてもG大阪、D内田が左突破、クロスは28妹尾がトラップミスで逸機。63分、G大阪、左45度30mFKにI井手口狙うがわずかに上。いいシュート。大津N池永はなかなかのドリブルがある。パスのテンポは悪いけど、ドリブルですべてを解決しそうな雰囲気がある。69分、G大阪カウンター28妹尾からのパスをカット。給水タイムを挟んでG大阪D内田→S岩本、B和田→27松岡、G小川→J中村。大津E中満→22一美。77分、G大阪28妹尾→M嫁阪。暑さで両者がくっと運動量が落ちる。81分、G大阪I井手口から左のP市丸へ、シュートはカットするがM嫁阪詰めて5−0。84分、G大阪24吉岡負傷。F平尾が入る。86分、大津、右クロスに26岩本ヘッド左ポストに当たってゴールイン。大胆な、とも無謀な、とも言えるオーバーラップ。結局試合は5−1で終了。

大津は前半でゲームプランが崩れたのが痛かった。五分のペースに持ち込みながら得点できず、失点してからは中盤を足元が得意な選手に代えて、かえって流れを悪くしてしまった。大敗だけど、勝つチャンスはあった。それをつぶした東がマン・オブ・ザ・マッチでしょう。下級生のころは攻撃が持ち味だと思っていたが、すっかり守備のできるいい選手に育ちましたね。多分大学でも即戦力でしょう。

この結果G大阪が8位に上がり、残留に近づいた。もともと個々の能力は高いチーム。機能すればこんな順位のはずがないのだ。関西勢として無事残留を果たしてほしい。大津も強いです。この日の出来からすると、いいところは見せるものの惜敗パターンか、という気もするが、前半は勝負にこだわったゲームプランでしたね。高校選手権でも全国制覇を狙えると思うのだが、さて首脳はどういう選択をするか?

なお公式記録には会場がガンバ練習場の人工芝グラウンドとあるが誤りです。天然芝です。

公式記録

09月22日(日)
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