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サッカー観戦日記
by T.K.
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■大阪招待2日目 長崎選抜−ウエストハム 大阪選抜−慶尚南道選抜(晋州高校)
14分、ライトがドリブルで中央をスルスルと抜け出すが最後のタッチが大きくGK関キャッチ。17分、タッタム→ヘンリー。19分、バンスの左クロス、マークをはずしたキャリックの頭にピタリのコースだがGK関パンチング。21分、右からのFKを素早くスタートして左へ展開、バンスのクロスをキャリックがヘッドで落としラムズデンが決めてついにウエストハム先制。22分、そのラムズデンを下げてノーブル投入。別に貴族系ボランチではなくきっちり中盤で労働する選手。右足FKも担当する。これで代表経験者が全員ピッチに立った。24分、右サイド深いところからのFK、ノーブルからパリントンがマーカーより頭一つ抜ける打点の高いヘッド、左スミに飛ぶがGK関スーパーセーブ、こぼれを押し込むが微妙なオフサイドの判定。29分、横田、深浦→14番、比嘉投入。14番は平山の番号だが無論別人14号である。後半は入ったばかりの深浦だがバンス、ヘンリーには歯が立たず交代させられてしまった。ただあの二人と渡り合える高校生はほとんどいないはずだが。残り10分、ウエストハムはペースを落としまずはきっちり守ることを優先する。ただし露骨な時間稼ぎはない。国見も放り込みが通用しないだけに攻撃が行き詰まり、決定機が奪えないまま時間が過ぎてしまう。結局1−0でウエストハムが逃げ切った。

試合終了後ウエストハムの選手は何人もがユニフォーム交換を申し出、国見の選手に自分のユニフォームを渡す。しかし当然国見からの返礼はない。「何て失礼な奴等だ」などと誤解してなければいいのだが。強く速いCBパリントンは面白い。来年のトップ昇格も十分ありそう。ノーブルも覚えておこう。



第二試合は大阪選抜−晋州高校。大阪からはU−18代表で三木・寺田・山城が外れている。晋州高校は全国大会で優勝11回を数える名門で、韓国代表も数多く輩出している・・・・・・、といったことはプログラムを読むまでもなく大体知っているが、恐るべき一文が載っていた。「後援会の活動も活発で年間1億ウォンを集めたという」 1億ウォンといえばKリーグトップ選手の年俸なみの額だ。一高校サッカー部の予算とは信じがたい。


大阪招待2日目 大阪選抜−慶尚南道選抜(晋州高校)
8月9日(土)長居第2陸 15時 ピッチ並 曇時々雨 並風

大阪                晋州
−−−−−江口−−−−− 金仁−−−朴−−郭−−−
−家長−−日比−−島本− −−−−−−−−−−金珍
−−−丹羽−−竹林−−− −−−金文−−百−−−−
久野−−牧−−楠本−脇− −安−季雪−−金東−劉−
−−−−−東−−−−−− −−−−−季昌−−−−−

晋州のメンバー;GK季昌E、DF安峻永、季雪E、金東永、劉原E、MF金文煥、百洙賢、金珍煕、FW金仁景、朴廷鎭、郭(吉吉)鎬、ただし(吉吉)は実際にはひとつの漢字。

大阪のメンバーは発表時には3バックやMF出身の楠本がボランチ、丹羽がCBの布陣も予想したが放送通り丹羽は中盤での起用となった。晋州はおそらく4−4−2だが、金仁景が自分の判断で高いポジションを取っている。なおプログラムでは晋州のポジション表記にFBやHBの文字がある。言葉じりというか表現にケチをつけるようだが、なかなかの時代錯誤ぶりである。長身FW郭(吉吉)鎬と金東永はU−17代表の経験があるがフィンランドには行けなかった。


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08月09日(土)
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