ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■京都高校新人戦 女子決勝 京都精華−向陽 男子決勝 京都橘−東山
−−−−−山田−−−−− −−−永坂−−久乗−−−
−−関野−−−−今田−− −−−−−−−−−−−−
−湊−佐藤−−竹内−篠永 宇賀神−倉貫−片岡−中山
−−城戸−松田佳−松本− 見上−飯田−−井上−木下
−−−−−松田龍−−−− −−−−−荒木−−−−−


京都橘
GK50松田龍之介
DF37松本永遠、2松田佳大、19城戸開登
MF26篠永雄大、40佐藤陽太、14竹内颯太、54湊麟太郎
FW28今田温希、23関野竜平、13山田剛綺

東山
GK1荒木光汰
DF2木下誠太、3井上竜稀、4飯田敏基、5見上瑞紀
MF9長坂大陸、6片岡宥人、8倉貫直人、7宇賀神拓世
FW10久乗聖亜、11中山翔

京都橘の布陣について。3バックが攻撃時に大きく開きボランチがややストッパーより内側について、サイドハーフはウイングバックではなく、ウイング、つまり高いポジションでこの3人で角度をつけてサイドで数的優位を作る。詰まれば戻し、3トップに当てて攻めたり、逆に振ったりと、常にいい体勢で受けられる選手を作る。形は違うが、マンチェスター・シティの「5レーン理論」に似ている。高校生だけに理解しきれていない部分はあったが、思えば昨年もサイドバックに特殊なポジショニングをさせ、戦術的に超高校級なサッカーをしていた。サイドのスペースはボランチが埋めることが多い。一方の東山は中盤から前が全員ドリブルで運べる。I久乗が3バックの脇野スペースに流れて受け突破を図り、E片岡は周りを観て運べて、両サイドもスピードがある。2分、京都橘、左CKM竹内の右足、右に流れて㉘今田の左足右CKに。東山もF宇賀神の左足フリーキックが。宇賀神はスピードを活かして突破して左足クロスを入れる解りやすい左ウインガー。5分、東山I久乗の右足左クロス、合わず。9分、東山、右45度フリーキックF宇賀神はキャッチ。東山はGK@荒木がハイボールに強い。高さというより技術的に安定している。京都橘R城戸が素晴らしい左足フィードを見せる。またサイドハーフに突破力がないのでストッパーがどんどんクロスを入れる上に、スローインまで入れてあまりに前がかりの過激なサッカーである。東山I久乗の突破を京都橘倒し警告。左70度25mFK。これをF宇賀神とH長坂が構え、長坂が右上隅に叩き込む。0−1。ナイスゴール。26分、東山E片岡が隙を観て運びシュートはセーブ。決定機。左CKは実らず。30分、東山スルーパスにF宇賀神シュートはGK飛び出しブロック。決定機。34分、京都橘、左カットインからレフティー㉘今田がシュートは正面。決定機。結局前半は0−1で終了。

後半も京都橘が超攻撃的で東山がカウンターから形を作る。8分、東山、カウンターからJ中山シュートはブロック。決定機。東山はC飯田が高さで跳ね返し続ける。これに対し、京都橘はL山田が高さではなくポジショニングと正確な浮き球コントロールで対抗。東山I久乗→N片岡あつき。62分(後半27分)京都橘54湊→㊹久保成世。ポジション同じ。64分、東山、ペナ内に津混んだ選手が倒されPKな微妙な判定で抗議していたがあり得る判定だし、裏を取られていたので仕方あるまい。㉖篠永が逆を突いて右に。1−1。東山N片岡→㉒中村。67分、スルーパスに㉒中村シュートは左に外れる。68分、京都橘㉓関野ミドルはパンチ。70分、東山左CK,F宇賀神の左足をキャッチミス、こぼれをシュートは上に外れる。決定機。結局1−1で10分ハーフの延長へ。

延長はペース変わらず。東山がいいカウンターを浴びせる。そして終了間際に左裏を取った森田が決めて1−2で東山が優勝した。

さて、京都橘について。最強ではないが、最狂のチームだ。戦術的に過激だ。ここまで大胆かつ先進的な戦術を採用するとは。今年の関西では最注目チームではなかろうか?サイドハーフに突破力があれば破壊的な攻撃力になったのだろうが。

東山は終始カウンターを浴びせ続けペースを握った。ボールを運べて突破できる選手が揃っていたのが大きい。間違いなく強いです。

02月24日(土)
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