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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体滋賀予選3回戦 膳所ー野洲 滋賀学園ー水口 北大津ー立命館守山
後半シュート数0対10(5)、CK数1対3、GK数6対2、オフサイド数0対2、クロス数1対2、ファウル数7対2、FK数0対3。
膳所は勝つために力を尽くしたが、戦術的に要求される走力が足りず、ベンチの層も薄かった印象。攻撃の方策がなければ、先制されれば非常につらい。ファウルで止めていたのは好印象。野洲のクロスが少ないのは簡単に上げなかったためだが、中央突破する力がない以上、簡単に入れたり、ミドル狙ったりと変化もいるかと思う。特にこの日はインサイドの突破が不発だったのだし。これが実力だとすれば、守り倒されれば、いつもセットプレーが決まるとは限らないし、次戦は膳所以上の強敵・綾羽だ。野洲も組み合わせには恵まれなかったし、全国への道はなかなか厳しい。
第2試合も好カードである。滋賀学園で思い出すのは数年前の県リーグで終盤まで首位を走っていて、土壇場で比叡山に逆転優勝を許し、そのまま比叡山がプリンスリーグ昇格を果たしたことだ。しかしどういうわけかその後失速し2部リーグに落ちている。現在2部リーグ首位。対する水口は滋賀県きっての伝統校。ただし1部リーグで8位なので今年のチーム力に関しては互角か好調の滋賀学園が上かな?くらいの展望で観戦に臨んだ。
高校総体滋賀予選3回戦
滋賀学園高校−水口高校
水口スポーツの森 12時 人工芝 晴れ
滋賀学園 水口
−−九番−−−−十番−− −−−−−十七−−−−−
−−−−−七番−−−−− 二十−七番−−十番−九番
−五番−−八番−−二三− −−−−−六番−−−−−
十二−四番−−三番−六番 十九−三番−−五番−十三
−−−−−二一−−−−− −−−−−一番−−−−−
滋賀学園は変則の4−3−3。ただ7番は偽9番をするには支配力が低く中盤は水口のプレッシャーをまともに浴びて奪えない。水口は技術に優り、攻守に中盤の能力が高く、SBも右の13番が積極的に上がるなど、攻撃的でペースを握る。水口の左の二人はレフティー。10番の突破力はなかなか。17番は流れて味方にスペースを作る。滋賀学園は3番を中心に声を掛け合って修正を図るが、ポゼッション志向のチームが逆にポゼッションされると苦しいことがよくわかる。と言うか、単純にプランBがなかった。逆に水口は県リーグでの苦戦から守備意識が高いのか、一人一人が自分のところで潰す、という責任感が凄かった。14分、水口17番がいいボレーで先制!0−1。滋賀学園は3トップが互いに連動してスペースを作りあうがパスが来ない。水口、左CKのこぼれを13番シュート、左に外れる。決定機。25分滋賀学園、左突破を倒され左50度25mFK、7番が狙うが上に外れる。初シュート。27分、水口、17番、右から切れ込みシュート、左に外れる。決定機。28分、水口、右から9番シュートも正面。決定機。水口は20番が左で仕掛けてシュートも外れる。32分、水口、10番から20番へスルーパス、左から右隅を狙い、見事右サイドネットに決まる。0−2。直後に水口ベンチから「ノーリスクで行こう」という指示。34分、水口、ポストプレーから10番が流し込む。0−3。「オカムラ、サンキュー」の声。10番はオカムラと言うらしい。結局前半は0−3で終了。
前半シュート数2対9、CK数0対3、GK数5対1、オフサイド数0対0、クロス数0対6、ファウル数5対3、FK数1対1。ゲームプランをしっかり立てて遂行した水口が完全いペースを握っている。
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05月23日(土)
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