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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権奈良大会決勝 五條−一条
立ち上がりから一条が支配。五條は引いて守る。一条のストロングポイントはなんと言っても中盤ですね。夏前は奥田と堀がドイスボランチを組むことが多くて、関西最強コンビと評していたのだが、この二人、体つきががっちりしていて当て方も上手く、ボール奪取能力が高い。バックラインを上げてのハイプレスが持ち味の一条にはうってつけのコンビだ。しかも堀は左足での鋭いグラウンダーのパスを快速FWにどんどん入れ、奥田がやわらかいパスを得意として自らも突破できるなど、攻撃力も非常に高い。しかし夏以降工夫をしてきた。巨漢松室をボランチに入れ、ロングボールを拾う能力を上げてきた。しかも当初は守備専用ボランチと思われた松室だが、自ら前線に飛び出してタメを作れるようになり、攻撃のバリエーションまで増えた。奥田はサイドで攻撃力を発揮できるようになった。五條は左の10番・西川がなかなかの技巧派。しかし奥田に封じられる。右の西田は何度か快速を活かしての突破を見せる。11分、五條57西田がいい突破を見せ、ファウルゲットで右FK。55阪本のキックを56中尾ファーでヘッド、バー直撃。13分にはI西川が左突破、しかし一条F奥田がチャージでカット。17分、一条I大棚のスルーパスにM山嵜が左に抜けコーナー獲得。J河池のキックをニアで逸らすがGKキャッチ。双方ともセットプレー以外では形を作れない。一条のFWは快速でスペースを与えられれば生きるタイプだが、五條は徹底的にスペースをつぶす。また中盤も繋いでこないので、一条のハイプレスも効かない。一方で五條に葉まったく攻め手がない。これは疲れた時点で一条が次々加点するパターンだな、思い始めた27分、E松室からF奥田に出て、タメて右をオーバーラップしたH橋口のクロスにJ河池ヘッド、決まって0−1。31分にはF堀のスルーパスにE松室が左スペースに飛び出しクロス、あわず。終盤にはI大棚のスルーパスにE松室が左を駆け上がりシュートは上に外れる。決定機。結局前半は0−1で終了。
後半も流れは変わらない。しかし47分、五條、右80度22mFKに55阪本シュートもわずかに右へ外れる。前半のバー直撃弾とこれが決まっていれば五條の流れになったのだろうが、力の差がある相手に決定機を決められないと苦しい。49分、一条、右CKでG堀の左足を直接狙いGKパンチもこぼれをJ河池シュート、こぼれをI大棚が決めて0−2。54分、五條、右クロスに68本井ミドルレンジのダイレクトボレー、正面。五條68本井→58東元真央(181cm)、54北森→76岩井伸仁(2年)。60分、五條FK55阪本が裏に出すがGK@森岡が体勢を崩しながらキャッチ。62分、一条、松室が左スペースに飛び出しM山嵜へ、突破倒されFK。警告に該当するファウルだが五條に慶国出ず。その左70度22mFKで堀の左足シュートはカベに当たる。右コーナーへ。その右CK、堀の左足はヘッドがバー、こぼれをE松室が押し込む。0−3。64分、五條41松岡→31小寺銀河。敗色濃厚とはいえ、このGK交代はどうかと思う。特に松岡にミスがあったわけでもなし、ベンチが勝負を諦めたように映る。71分、一条、右CKでH橋口が右足で蹴り、E松室がヘッド、ブロックされるもM山嵜蹴り込む。0−4。ここで五條78西川→69玉田?浜田?プログラムに記載なし。一条G堀→A藤原正彬。73分、五條I西川泰が左突破、クロスもゴール前誰にも合わず、むなしくボールが横切る。76分、一条I大棚→P山田将督。79分、一条、右クロスにポストで落としP山田ミドルもバー。結局0−4で終了。一条が全国大会出場を決めた。
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11月16日(土)
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