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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権決勝 鹿児島城西−広島皆実
序盤は雹のためメモ取れず。城西は大迫勇が常に前線に張り、足元でボールを受けようとする。スペースに流れる動きは全くないが、DFを背負いながらも全くブレないトラップ、鋭いターン、ジャンプ力、ターン、前を向けばスピードあふれる突破と、圧倒的な能力を見せる。皆実がセットプレーの際も182cmの高さで防空戦に加わることなく一人前線に残る。カウンターでも単独突破できるからだろう。立ち上がりは技術に優る皆実が押す。皆実はチャレンジ&カバーがしっかりしており、大迫に対しても、守備の基本を忠実に守る。中盤は無理のないパス回しからサイドのスペースを狙う。城西はDFラインが極端に中に絞り、その外のスペースを皆実がサイドチェンジで突く。城西のサイドバックが中だけをケアしている傾向があり、何度か外の突破を許す。城西は中盤が技術でも運動量でも皆実ほどではなく、2トップの能力に頼りすぎる。サイドバックもほとんど上がらず(上がれず)、攻撃的に行きたいのだろうが、中盤を支配されて苦しい。18分、城西、左スローイン、野村がDFをタテにかわし左クロス、大迫勇がニアに飛び込みヘッド、右に外れる。20分、城西、右パスをペナ内で受けた大迫勇がDFに囲まれながら反転、シュートはブロックされるが、こぼれて足元に跳ね返り左足でシュート、右に決まる。1−0。押されていた城西が先制。皆実DFはしっかり対応していたが、大迫の能力が上回った。22分、大迫勇、右シュート、GK正面。23分、皆実・浜田左を突破しクロス、大外で佐々木がヘッドで落とし、正面で金島がダイレクトボレー、決まって1−1。完璧な崩しだった。皆実は谷本が左からチャンスを作り、SBが次々と上がっていく分厚い攻めを繰り返す。33分、またしても皆実の右から左へのサイドチェンジ、金島が受け、後方の谷本へ、エリア内を突破しシュートはブロックされるが、こぼれを右隅へ決める。1−2。35分、これまであまり目立たなかった大迫希が右からスピードを向かえカーブをかけたアイディアのある右クロス、大迫勇がニアに飛び込むがDFもよくついていてスライディングシュートはブロック。36分、皆実、左スルーパスを金島が抜けて伊地知をかわし、ペナ内に切り込み、シュート、上に外れる。決定機。大迫希はまたいいクロスを上げ、J入りが伊達ではないことを示した。44分、皆実、右FK、谷本がFKから右クロスを入れ、ファーでヘッド、クリアを玉田ヘッド、惜しくも上に外れる。結局1−2で前半終了。
45分ハーフの前半は総合力に優る皆実ペース。中盤でしっかり繋ぎ、強引な攻めはなく、確実に崩せる機会をうかがう。危険な奪われ方が少ないのでピンチが少ない。失点も普通なら守れていた。前半のシュート数5対9(公式記録)。
ハーフタイムで城西・大迫希→平原。大迫希はケガを抱えているらしい。そのまま右サイド。
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01月12日(月)
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