ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本ユース(U−15)選手権 グループE G大阪ーFC東京むさし FC CEDAC−帯広FC
−−−−−大橋−−−−− −−−−−関口−−−−−
地方の町クラブ対決。当然ながら3年生主体のスタメンである。CEDACは松本ヴェガの後継色の強いクラブなので松本市のクラブと思われたが、意外にも塩尻市にあった。
10分、CEDAC・赤塚君が先制ループ。ここでCEDACはなぞの選手交代・その1を決行する。左サイド・下川君→山田君である。どこに問題があったのかさっぱり分からなかった。帯広FCは中体連チームから移籍してきた大柄な天満君がなかなかのCFで、技術的にもしっかりしていて、意表をつくプレーも出来、帯広北に進学するとしたら即戦力であろう好選手だった。16分、帯広FCはその天満君がゴール前で鮮やかな切り返し2発から右足シュートを左隅に決めて1−1に追いついた。ここでCEDACが謎の選手交代その2、ドイスボランチの細井君・内山君に変えて主将の代田君・原沢君投入。交代ルールは全中と違って再入場できないから。かなりリスクのある早期交代である。しかし、後で知ったことだが、体調を崩してサブに下がっていたのだった。代田君はなかなかの好選手で。交代後すぐにボールに絡み、再三ゴール前に飛び出して決定機を作った。決定力があれば、なおいい選手になれると思う。37分、CEDACの左CKで予備動作もなくゴール前にただ立っていた清水君の頭にボールが合い、ヘッドが決まり、2−1。帯広痛恨のミス。このシーンに限らず、帯広FCはゴール前でマークミスなど集中力を欠いたプレーが目立ち、雪でゲーム感が鈍っている印象を受けた。冬のこの大会を雪国チームが戦う難しさを痛感する。CEDACペースで前半終了。
後半もCEDACは良く攻め、帯広も良く耐えてスコアは動かない。CEDACは体格がよく、天満君がいい突破を見せても好スイーパー永井君が止めて決定機に至らせない。大橋君も高さのあるいいGKだった。お互いに選手交代を織り交ぜつつペースを握ろうとするが、展開変わらず。そうこうする内に33分、CEDACの赤塚君が好ドリブルから自身2点目を決めて3−1として勝負を決定付けた。後半のシュート数は3対2、互いの守備面の向上が目立った。
率直なところ、その前のJユース同士の試合と比べると、力的には落ちるが、地方の町クラブにもいい選手がいることがしっかり確認できた。選手たちの進路が楽しみである。
12月16日(土)
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