ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4382454hit]

■ナイキカップ関西大会 第1日
後半は岩出FCも緊張が取れ思い切ったプレーも出てくる。後半から右のハーフに入った2番が自陣からアウトに掛かった放り込み、こぼれを11番が決めて逆転。後半は互角の攻防が続き、どちらが勝っても不思議ではないゲームだった。岩出FCが1−2のまま逃げ切って勝ち点3を獲得。


ナイキカップ関西大会 グループリーグ 京都サンガ−甲南中
3月13日(土)万博人工芝 11時40分 晴 並風

京都                甲南中
−−−九番−−高山−−− −−−三番−−十番−−−
−−−−−市川−−−−− −−−−−−−−−−−−
澤田−−−福原−−−伊藤 六番−十二−−七番−十一
山田−西川−−松永−六番 十五−五番−−二番−十七
−−−−−寺石−−−−− −−−−−十六−−−−−

この大会は圧倒的にクラブ優位である。その最大の理由はフィジカルにある。この年代は個人の成長差が著しく、ごく普通の中学生とセレクションで選手を集めるクラブとは平均身長で10cm以上の差がつく位ごく当たり前である。スピードやキック力にも大きな開きがあり、勝負にならないことが多い。しかし甲南中は大きかった。C大阪や京都以上だ。「ありえな〜い」と叫びたい気分。もともと技術の高さはあるチームであり、中体連離れしたモンスター・チームの予感も漂う。

甲南中の中盤はフラットで12番、7番が攻撃時には交互に高いポジションを取る。タッチライン際では控え部員だか新3年生のレギュラー部員だかが大挙して応援する。今大会出場チームで中体連は甲南中のみ。だから応援も甲南中のみ。ピッチ外では甲南中の圧勝だ。

序盤京都が押し込み甲南中がクリアするシーンが目立つ。甲南中ベンチからは「繋げ」「もっと繋げ」と何度も指示。徐々に落ち着いてボールを繋ぎ始める。守備では積極的に前へ前へとボールを奪いに行き、後ろにスキが出来るシーンも見られるものの、その前にボールをカットしピンチにならない。引いて守るのではなく、真っ向からの撃ち合いを望んでいるようだ。前半は京都がやや押し気味だった。後半に入り京都は選手交代を行ないつつ攻勢を強める。甲南中も選手交代を行なうが、選手層まで厚い。京都ペースながらも甲南中もSBがペナまでドリブルで突っ込むなど攻撃意識が高い。結局スコアレスドローに終わった。


ナイキカップ関西大会 グループリーグ 高田FC大和−フレスカ三田
3月13日(土)万博人工芝 12時45分 晴 並風

高田FC大和            フレスカ三田
−−−八番−−九番−−− −−−十五−−十七−−−
−−−−−二番−−−−− −−−−−−−−−−−−
十八−−−六番−−−十番 七番−十八−−六番−十一
三番−五番−−七番−四番 八番−三番−−九番−十番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

フレスカのGKの背番号は怪しい。高田FCは2番が高いポジションに入っているが、得失点差を考えて攻撃的な姿勢を前面に出しているのだろう。

フレスカといえばイタリアン・スタイルの指導で知られ、01年度クラブユース(U−15)選手権では自陣を固めるカテナチオ戦法で全国ベスト8入りを果たしている。しかし単に守備的で勝利至上主義サッカーを身上としているわけではない。1対1の守備がしっかりしているのだ。ボールテクニック同様に1対1の守備技術もこの年代までには身につけなければならないだけに、フレスカの育成は興味深い。その上で組織的な守備も出来て、思い切った突破力のある選手も育てているクラブ。最終ラインからドリブルで仕掛ける高田FCにとっては最悪の相手だった。


[5]続きを読む

03月13日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る