ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4383847hit]

■関西学生リーグ 第2節 阪南大−関学大 桃山大−甲南大
後半関学GK秋山(4年・藤枝東)→水田(3年・V神戸Y)。クロスの際にちょっとした接触があったがその際のケガだと思う。大したものではなく、ケガが長引くことはないはずだ。開始1分阪南大深い位置まで入ったRH永末(3年・都久留米)がRB大杉(3年・山陽)に戻しクロス、安部フリーでオーバーヘッドにいくが空振り。阪南大が良い入りで、LH梁に集めて多彩な攻撃をみせる。6分阪南大・永末の右クロスがファーでフリーの梁へ、しかし痛恨のトラップミスでシュートならず。13分には阪南大・梁の左足クロスが尾花へ、シュートは当たり損ねて枠外。15分関学右サイドへのロングパスにLB旗手がカットを狙うが目測を誤り失敗、南が迫る前に放った原崎のシュートはGK梅村正面。17分永末が中に入り関学LB守生(2年・広島Y)を引きつけRB大杉へ、フリーで上げたクロスがゴール正面にフリーで走りこむ梁の頭に合い2−1となった。18分関学・佐伯(4年・宝塚)がペナ付近で右に流れるドリブルから反転即パス、原崎が正面に突っ込むがトラップミスでシュートならず。20分過ぎから阪南大・梁が完全にゲームをコントロール。左サイドで受けて中にドリブルという基本の形からスルーパス、FWとのワンツー、オーバーラップしたLB旗手へのパス、左に関学を寄せてからサイドチェンジと多彩な攻めの中心となる。しかし関学は佐伯にマークさせる、といった対策は採らず。26分関学の35mFKを原崎が強シュート、壁に当たったボールをゴール前に上げるが南がしっかりポジションをとる。これに鈴木がのしかかりファウル。警告は何故かなし。これで南が負傷し、深谷(3年・三好)を右CBに入れ寄居(1年・広島Y)は左CBに回る。さらに31分阪南大・竹村(4年・大津)→松岡(1年・C大阪)。33分阪南大・梁が左サイドラインぎりぎりで柔らかいタテパス、尾花が山口を振り切り左30度シュートもGK水田が弾く。34分今度は梁自らスピードに乗ったドリブルで中に切れ込みシュート、上に外れる。35分関学もセットプレーの流れから佐伯シュート、梅村好セーブ。38分阪南大・尾花の突破を山本がペナ手前で倒し警告。梁のFKはミスで壁の腹に当たる。42分関学・古家、佐伯→橋本(3年・清風)、小松(2年・高知追手前)に交代。ドリブラー橋本、長身CF小松の投入は明らかに遅い。阪南大も43分尾花→大西(3年・東福岡)。ロスタイムに関学はロングボールのこぼれを小松が狙うが梅村が好判断で前に出てセーブ。さらに原崎の強シュートも梅村が抑え2−1で阪南大が逃げ切った。

阪南大の順当勝ちで、特に後半は完全にペースを握った。高いレベルを追求しているのは分かるが、きっちり崩すことにこだわらず、シンプルにクロスや放り込みを織り交ぜればもっとチャンスを作れたはず。

関学は酷かった。試合後関学関係者の女性が「最低」と泣いていたくらいだ。序盤はよく頑張ったが、DF、MFの連携が物足りない。次節の桃山大にはちょっと勝てそうになく、第4節の甲南大に負けるようだと2部落ちか、少なくとも入れ替え戦行きは濃厚となる。

公式記録



関西学生リーグ 第2節 桃山大−甲南大
9月20日(土)長居第2陸 14時15分 ピッチ並 雨 並風

桃山大               甲南大
−−−−森−−川井−−− −−−中條−−河合−−−
−−−−−南茂−−−−− −−−−−陳−−−−−−
−−姜−−井上−−柳田− −金井−−早野−−松岡−
福西−江添−−木村−重光 小林茂−井上−松下−山本
−−−−−廣瀬−−−−− −−−−−谷−−−−−−

桃山大は南茂(4年・清風)が上がり目のボランチで守備時は中盤もフラット気味になることが多い。CBは高い。SHはスピードある突破を繰り返す。負傷明けの川井(4年・愛媛FCY)がポスト役。森(3年・草津東)がトップ脇。ともに得点王を狙う関西最高の2トップが桃山大の切り札だ。南茂がFK担当。


[5]続きを読む

09月20日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る