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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生春季リーグ第1節 立命大−大体大  阪南大−大産大
後半大体大は両サイドが高めとなる。CHは荒木が守備的・中島は攻撃意識が高い。森前が裏をつくシーンや夏目のドリブル突破も出てくる。7分中島のFK廣津がニアをとりヘッド、DFもしっかり寄せていて枠を外す。中島はFKだけでなくロングスローがあるがあまりスピードはなく有効ではない。さらに夏目がコーナー付近で季をかわしゴールライン上ドリブルを見せるが日高が潰す。後半序盤の大体大の攻めが落ち着くとゲームはやや膠着する。後半半ばに双方ともメンバー交代、これで勢いづいたのは立命大だった。70分石田が一瞬DFの裏をとって受けるがシュートは前田がブロック、さらに古田の好セーブなどで辛うじて失点を逃れる。77分関の右CKのクリアを拾った関がクロスと見せて中に切れ込みシュート、DFクリアがゴールインしてしまい3−0。さらに79分関のショートCKから西の上げたクロスが直接ゴールして4−0。残り時間も大体大は果敢に攻めるが決定機は作れず終了。

1部昇格の大体大としては実力を発揮できていない印象を受けた。前半は引いてはいたもののマークが曖昧だし鋭いカウンターもなく、立命大に楽をさせていた。パスを簡単に回され、次の受け手へのマークがルーズで落ち着いてトラップさせていた。中盤が引き気味なのに守備が効いていない。しかもカウンターの形もないので得点の可能性もあまり感じない。後半荒木に代わった梁はよかった。なぜスタメン落ちしてるのだろう。廣津や中島もこの日はプレーがおとなしい。
阪田はRBで出場したが機能せず。多分頭を使うサッカーをしてきていない選手だと思うが上を狙える身体能力の持ち主だけにここを頑張って欲しいところ。

立命大もこんなものではないはず。後半の2ゴールは運に恵まれたもので決定機はあまり作れなかった。前半は大体大が悪すぎた。このままでは関を抑えられれば勝てない。全体に消極的だったのは開幕戦の緊張かもしれないが・・・・・・って、まさか、立命大が?右からの攻めが物足りない。もう少しクロスなりドリブル突破なりあれば面白いのだが。優勝は厳しいかもしれない。応援は例年通り面白い。ここは例えゲーム内容が低調でも観ていて楽しいチームだ。プログラムのチーム紹介のページも相変わらずで「疲れ知らずのコンパ好きサイドハーフ三宅宏道(3年)はホクロをヒゲで隠すことを誓った」「作り物の笑顔が印象的な西望実」「いまだかつてないナルシスト副キャプ渋谷慶典」「黒く輝くファンタジスタ関雅至」と素晴らしすぎる!プログラムを読むかぎり今や同志社や関学も立命病に感染しつつあるようだ。

公式記録

関西学生春季リーグ第1節 阪南大−大産大 
4月12日(土) 萩谷 14時15分 ピッチ良 曇


阪南大               大産大
−−−阿部−−奥本−−− −−−武藤−−下田−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
永末−−梁−−更家−大西 姜−−武田−−間宮−山本
正原−−南−−深谷−川口 全−−橋本−−木田−高橋
−−−−−梅村−−−−− −−−−−中村−−−−−

阪南大は例年通り中盤・最終ラインともにフラットでラインを高くとり前線からの激しいプレスを掛ける。ラインの裏はGKが飛び出してカバー。サイドが詰まれば戻して逆サイドに展開。インサイドは梁がより攻撃的。動き出しの早いFWや両CBからのロングフィードといった特徴も変わらず。関西学生選抜の長身CF長峯やRH松浦はスタメンから外れている。開幕戦のメンバーはMF・FWともに小柄。

大産大は全体に引き気味。やはり中盤・最終ラインともにフラットで阪南大のサイド攻撃にはサイドの二人とボランチで粘り強く対応。奪ったボールはあまり繋がず、シンプルに前線に送る。


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04月12日(土)
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