ID:38841
ちゃんちゃん☆のショート創作
by ちゃんちゃん☆
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■そして始まる日々(1) JOJO 広瀬康一 
わはは・・・☆ちょっと脱線。
PS2にて開発予定の『ジョジョの奇妙な冒険・第5部(仮)』に、ぬわんと愛しの広瀬康一が(多分チョットだけだけど)出演予定と知って、すっかりJOJO熱再発しちゃいましたわ☆(手元にコミックないのに・・・物置から発掘しないとな)
で、以前から読んでみたかった(そしてついに無かった≪涙≫)、第4部の他のキャラから見た康一、と言うのを書いてみようと思います。ただし、掟破りにも康一視点で。
むろん、いわゆる女性的な表現はなし!ですよ。
ではいざ!

*********************
 時々、『あの時』の戦いが夢だったんじゃないか、と思う事がある。
 でもあれは確かに存在した、僕らの誇りをかけた戦いだったんだ・・・。



 いつものようにボリスとの散歩を終え、汗をふきふきリビングに戻ってきた僕は、姉さんに声をかけられる。
「康一、あんたに電話よ」
「え?誰から?」
「クージョージョータローって男の人から」
 承太郎さんだ!
 僕は急いで受話器を取った。

「・・・康一くんか?」
 懐かしい声がする。2年ぶりだろうか。
「はい!お久しぶりです、承太郎さん。お元気ですか?」
「ああ。君も元気そうで何よりだ」
 あれ?承太郎さんの静かな声にかぶさって、雑踏の気配が伝わってくる。てっきり自宅から電話してるんだと思ってたけど・・・今どこにいるんだろう?
「ところで明日の放課後、時間が空いているか?」
「え?」
「・・・実は今、杜王町に向かっているところだ。明日には到着すると思う」
 ここで承太郎さんは一旦言葉を切り、思いもよらぬ事を言い出したんだ。
「君に頼みたい事がある。明日、杜王グランドホテルまで来てくれないか?」

 ・・・あの承太郎さんが僕に頼みたい事?一体どんな事なんだろう?
 彼は露伴先生とは違って、ワガママとか人を顎で使うとか、そう言った事とは無縁の人だ。よほどの事がない限り、何事も自分でやりとおすタイプだと思う。(吉良吉影を探していた時も、聞きこみみたいなことを自分でやってたし)
 その承太郎さんが、わざわざ僕を訪ねて来て僕に頼みたいことって・・・?
 疑問には思ったけど、断る理由はあまりない。できることなら、承太郎さんの期待に応えてあげたいとも思ったし。
「分かりました。じゃあ明日、何時に行けばいいですか?」
 手早く打ち合わせをし、承太郎さんは実に彼らしく、余計なことは一切喋らないまま電話を切った。


「康一・・・あんたの交友関係って、一体どうなってるわけ?」
 いつの間にか姉さんが、僕の後ろに立っていた。
 今の電話、立ち聞きされたかな?
「どうって?」
「だってあんた、高校に上がってから変な友達増えたじゃない?あの変な髪形した男のコとか」
「・・・姉さん、変な髪って言うの、絶対仗助くんの前では言わないでよ?」
 ここが家で、ホントによかったよ。友達に殴られるなんて、絶対ヤだよ僕は。
「それに、仗助くんたちのこと変な友達だなんて、ひどい事言うなあ。いい人たちだよ。優しいし」
「まあ確かに、あんたが苛められてるってわけじゃないのは確かだけど」

 ああ・・・そうか。
 姉さんは僕がイジメか何かに遭ってるかと思って、心配してくれてたわけか。
「心配してくれてありがと。でもそんなこと、全然ありえないって」
 死にかけた事なら何度かあったけど、人に言っていい話じゃないしなあ・・・。
「そ、そんなんじゃないわよ。自惚れないでよ。・・・たださ、さっきのコとかなら同級生ってコトで分かるんだけど、さっきの人なんて結構年齢、離れてたりしない?」
「承太郎さん?うーん確か28歳とか言ってたような・・・」
「でしょ?それに・・・」
 そこで何故か姉さんは、ちょっと顔を赤らめて口篭もった。
「あのステキな人とも、友達なんでしょ? 康一」

 ステキな人って・・・もしかして露伴先生のこと?そう言えば以前、母さんと一緒に露伴先生と会った時、そんなこと言ってたっけ。

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09月04日(火)
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