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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■環境問題。
何日か前に、先日まで伏せっていたために落ちてしまった体力と取り戻すために朝からウォーキングをして、ついでにファストフード店に入ってそこで朝食を摂って紙原稿の仕事をしている、という話を、この頁に書いたと思います。そんな気がします。気のせいだったかな。近頃、記憶が曖昧でとても困ります。

実際、この一週間ほどこの日課を続けています。片道二キロメートルとちょっとの距離を歩いて、ファストフード店でモーニングメニューを食しつつ小説原稿を書いて、昼食どきが近づいてきて店内が混んできたら原稿を切り上げてまた歩いて帰宅します。
往復で五キロメートル弱歩くことになります。私がいつも付けている歩数計によると往復で六〇〇〇と数百歩です。たいした運動量ではありませんが、やはり慣れてくるとちょっと離れた場所でも乗りものを使わずに歩いて行こうかなと思えるようになってきました。

それはそれでいいことなのですが。

「原稿を書く」という作業は、原稿用紙と筆記具と辞書、そしてすわる場所と書くための台があればできるものです。だから、自宅でもできますし、これまでずっと自宅でやってきました。自宅でやるときは「あー」とか「うー」とか唸りながらあまりの筆の遅さに自分で苛立ったり、なかなか集中できずに資料用の本を読みふけったり、インターネットで調べものをしている途中で脱線してどんどんネットサーフィンしてしまったりで、短編を一本書き上げるまでにも割と時間がかかっていました。

それが、ファストフード店では何故かすらすらと書けてしまうのです。

確かにファストフード店には、自分が注文したメニューを食べてしまった後にはほかに気を取られるものはありません。辞書は電子辞書を携帯していきますからほかの頁を読みふけることもないし、ネット環境がありませんからネットサーフィンの心配もありません。
でも、筆が進まなくて「あー」とか「うー」とか唸りながら悩む可能性があるのは変わりがないはずです。

でも、何故かファストフード店では筆はすらすらと進みます。午前中の三時間ほどでだいたい四〇〇字詰原稿用紙一〇枚分くらい書き進みますから、四日もあれば毎月納めている短編小説一本くらいは仕上がってしまいます。後は自宅でデータ化してメールに添付して納稿するだけです。
自宅で書いても同じだと思うのだけど、何故ファストフード店ではすらすら書けるのだろう。もともとあまり人と接触するのが得意ではないので、自分以外の人間がいる場所では集中して書くことはできないと自分で思っていたのに。

ちなみに、ファストフードの種類は選ばないようです。ハンバーガーでもドーナツでも同じように書けます。どちらかと言うとドーナツ店の方が好きです。某有名ドーナツ専門店のカフェオレはとてもおいしくて私好みで、しかもおかわり自由で、さらには「おかわり如何ですか」と店員さんがテーブルをまわってくれるので「おかわりください」と席を立って行かなくてもいいのです。
でも、店員さんの巡回は店舗によって、また混雑具合いによって異なるようで、昨日私がいた店舗ではなかなか来てくれなかったので最初の九〇分間ほど「おかわりよこせ」と店員さんに向けて電波を送り続けました。結果、三時間で四杯飲みました。

こんな訳で、自由業の私もこの頃は午前八時には「出勤」して仕事をはじめています。


【今日の検定】
漢力検定なるものに遭遇。ちなみに私の漢力240ポイント心90技60体90先行タイプ1。
03月20日(火)
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