ID:38229
衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■気疲れしました。
まあ、冷や汗かきましたねえ。ちょっと以前からこの頁にも書いていたかと思うのですが、仕事に使用しているパソコンの調子がいまひとつよろしくなかったのです。
起動しようと電源を入れると普通は「プ」と機嫌よろしそうな音を鳴らしてハードディスクがからからまわり出しますよね。当たり前にそのように起動するのはしていたのですが、再起動しようとしたり、一旦電源を落としてから間もなくもう一度起動させようとしたりすると「びー」という不快なビープ音を立ててガリガリガリとハードディスクが分解しそうな音を立てて、終いには止まってしまうという不具合が起きていたのです。

そのうち、普通に起動したいときでも何分の一かの確率で起動できなくなってきて、段々とその確率が高くなってきて、とうとうこの間の日曜日はまる一日起動できない状態になりました。
書き上げて納稿待ちの原稿が九本と直ぐに納稿しないといけないリライト原稿が一本、ハードディスクに入ったままです。バックアップはありません。こまめに取っておくべきものですが、私が使用していたパソコンのCDドライブはRWではなかったために、一度書き込むとそれでCD一枚の寿命は終わりです。データを書き直すことができない。勿体なくてバックアップは取れませんでした。

あああ、どうしよう。
動物園の熊みたいに右往左往していても仕方がないので職業別電話帳(タウンページって言わないところが年寄り)を繰ってデータをサルベージしてくれる業者に電話をして、出張して貰う段取りをつけてその足で自宅から直近の家電量販店へ行きました。

ほんとうのことを言いますと、Windows Vistaがリリースされて一般に定着して、Win XP機が値崩れを起こした頃にXP機を購入しようと考えていたのです。Vistaの評判もまだ聞こえてこないし、自分が知っているVistaの特徴って「別にそんな機能要らん」というものばかりだったし。いっそのことMacへの乗り換えも考えました。データの互換も最近ではほぼ大丈夫なようだし。
でも、Macユーザの友人の嘆きを通り越した憤りを思い出してMacユーザに戻るのはやめました。
「ウイルスメールまでMac非対応か!」
Mac対応のソフトって、とても少ないのです。一〇年ほど以前に私もMacユーザだったことがあって、ゲームもアプリケーションも対応ソフトが少なくて使えない機械でしかなかったことを思い出したので、やっぱりWinかな、と。

で、家電店のパソコン売り場を見ると、ぜーんぶVista機なんですわ。店員の兄ちゃん捕まえてXP機はないのか、在庫もないのかと確認したけど「ない」とのことだったので、仕方なく陳列品を見てみると、XP機で最安値だった機械と同じ……ちょびっとだけ安い価格のVista機があったのでおもむろに「これ頂戴」と言って即購入しました。生CD一〇枚と一緒に購入して、ほんの少しだけおまけして貰って、六万円丁度。なかなかお安い買いものだった。予想していたよりはね。

さて、あとはデータ移行の業者に旧機のハードディスク内のデータを新機に移し替えて貰うだけだと思っていたら、パソコン救急の仕事はかなり忙しいらしく、出張日は三日後ということに。
持病の調子もこれまでになくひどい状態だったので、その間は寝込んでいました。ときどき、「もう一回だけでも起動しないかな」と旧機の電源を入れてみながら。
そしたら、パソコン救急業者が来る予定の前日に、奇跡的に起動したのですよ。慌てて買ってきた生CDに原稿データをはじめ、今後要るデータを書き込んでおきました。しかし、FEP(日本語変換装置)の辞書だとか、ブラウザのお気に入りだとか、そういうものはハードディスク同士をケーブルで直結して移動させて貰うしかないかと思ったので、業者を待ちました。

で、業者がやったことは。
旧機の本体からハードディスクを外して電源を取り付け、LANケーブルを取り付けて新機に繋いで、新機を通して旧機のハードディスクの中身を開くこと。「どのデータが必要ですか」と訊くから「ATOKと、メーラーに登録してあるアドレスを。アプリケーションの類いはインストールし直します」と答えると、フォルダをほいほい開けてそれらしきフォルダを新機に移し変えた。そして言うことに。


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03月09日(金)
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