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衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■写真。
大阪の某スタジオで撮影会は行なわれていて、受付を済ませると直ぐにメイクして頂くことになりました。プロの美容師さんが私の顔をつくります。今夏以降、何故かやたら吹き出ものの多い私は先ずそれを隠すメイクを施されました。上手に隠れるんですね。化粧ってすごい。それから、10月9日付記事にも書きましたように、生まれてはじめてプロの美容師さんに眉を描いて頂くという経験をしたのでした。
更には「OUT IN JAPAN」スポンサーのGAP提供のジャケットをスタイリストさんに着せて頂いて、プロ写真家レスリー・キー氏に撮影して頂いたのです。
写真は数点、撮影されました。順番待ちの間にほかの人の撮影風景を見ることができたのですが、みなさん被写体としては素人なのに、中には撮影されるのがとても上手な人がいました。ご本人は実に愉しそうで、周りで見ている人も愉しそうでした。
しかし私などはさほど器用な人格でもなく、重ねてもともと写真には写りたくない人なので撮影されるのは苦手です。じゃ何で被写体になんか応募したのかという問いは必然とは思いますが、それに対する回答は先の述べました通りであります。
「笑って」なんて指示もありましたが、私は愉しいとかおかしいとか思ってもいないのに笑うという技術は持ち合わせておりません。撮影参加者には大勢の若いFTMたちがいて、彼等が何とか私の気持ちを盛り上げようとしてくれたようですが、私は却って笑えぬ心境になってしまい、元来の仏頂面しかできませんでした。
そういう、何の技術も得手もない、不器用で容姿の不自由な市井の朴念仁当事者を可視化してくれ、という気持ちは勿論ありました。
そうして撮影された写真がこれです。
何か……随分いい写真を撮られてしまいました。流石、レスリー・キー氏はプロの写真家です。写真は実物当人よりずっと高品質な感じに仕上がっております。何となく敗北感。
この写真を御覧になってどのように感じるかどのように受け取るかは、御覧になった人の自由です。いま更私などがどうこう言えるものではありません。何かをお感じになったのなら、それはおそらく正しいです。
で、10月9日付記事にも書きましたようにまた大阪市内に原付単車で行ってきました。それが昨日のことなんですが、行きがけに大型トラックと接触して転倒してしまい、単車の後部荷台に取り付けたカゴがこんなにひしゃげてしまいました。

これだけ見ると何だか大事故のように思われますが、運転者と単車は軽い打撲と少しの擦過傷だけで済んでいます。運転者は頬杖をつくのがちょっと痛い(肘を打った)程度、単車は前部方向指示器の一方が多少歪んでステップが地面に擦れた程度、カゴは1276円、その程度の被害です。
それよりも、事前に充分調べて文字地図もつくって予習していったというのに、行きも帰りも小一時間ほど道に迷ったことが大きなダメージです。どれだけ方向音痴なのか。
11月16日(月)
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