ID:38229
衛澤のどーでもよさげ。
by 衛澤 創
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■五〇。
また、これはあまり指摘する人がいないのですが、新喜劇を見慣れる過程で関西人は、「舞台劇」を見る能力も養われているのです。ドラマや映画と違って舞台劇は視点が固定されているので、慣れていない人は何処に注目すべきなのか判らなかったり、人物設定や物語を理解する前に飽きてしまったりしがちなのですが、定点で見る物語としての新喜劇の御陰で、関西のだいたいの人が(「みんな」とは言えない)舞台劇を観賞する素養を持っています。
更に付け加えると関西では一九七〇年代から一九八〇年代にかけて土曜日の夕方に「Oh!タカラヅカ」という三〇分番組が放送されていて、タイトル通りに宝塚歌劇団の公演の様子をテレビで見ることができました。ミュージカルもあればレビューもあり、羽根もありシャンシャンもありの豪華な三〇分で、この番組も同じく舞台を見る能力を育んでくれたのではないでしょうか。私は「ベルサイユのばら」も「はいからさんが通る」も宝塚大劇場ではなくこの番組で見ました。漫画よりもアニメーションよりも先に、ヅカでそれ等の物語を知りました。
一年どころか四〇年近くを振り返ってしまいました本日は師走一四日。アコー・ローシとかオーイシ・クラノ・スケとかヤトー・エモシチとか書いてみると何だか仏語(フランス語)っぽいですよね。そうでもないか。
0系おつかれさま。
12月14日(日)
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