ID:34326
ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■ミニ須賀ちゃんにめろめろかも
 「人にやさしく」タイトルの意図がいまひとつつかみきれない。そのまんまなんだろうけど、そのまんますぎて・・・。

 前(ぜん)ちゃん:香取慎吾 幼少時、両親に死に別れ、施設育ち。アウトドアショップで働く。オリジナル3ピースマークのトレーナーやボードを売ろうとしている。原宿の一軒家を買ってしまう。
 太朗ちゃん:松岡充 前の2期先輩。医者の親に見離され、大阪から東京に放り出された。バツイチ。司法浪人11年生。ブティックで働く。ルックスと物腰のよさから女性客のハートをつかむ。バツイチになった時、前に拾ってもらって、一緒に暮らしている。
 拳ちゃん:加藤浩次 前の4期先輩。借金のため父が蒸発、その後母に、親戚にあずけられ、ひどい目にあい、男は腕っ節、とやたらに乱暴者に育つ。借金をこさえて、前に拾われ同居。

 3人の住む「3ピース」家にある日突然100万円が落ちていた。持ってリッチ気分を味わって警察に届けようと約束したが、全員使い果たす。帰宅するとそこに小学生と思しき男の子が・・・それが、
 明:須賀健太 リッチな暮らしで慶応小学校に通っていたおぼっちゃまだが、父の会社の倒産で、借金まみれ、ついに母親が、「しばらくあずかってください」と彼を親戚に託したのだ。
 
 そう、あの100万円は、明の落し物、明をあずけるためのお金だった。使ってしまった気持ちから、今はこの家にいない、(当然だよね)親戚の引越し先をつきとめて、明を届けに行く。しかし、そんな義理はないと、薄情に断られる。頭に来た彼らは、明を自分たちでしばらくあずかることにする。

 この3人、なんの先輩後輩かというと、中学校の歴代ボス。原宿署に当時いた日向兄(陣内孝則)には、頭が上がらない。むしろ一目置いている。日向のはからいで施設ではなく、前たちと一応暮らせる事になったのだが、日向の心配は続く。
 なんてったって、この3人、常識の外、でも、一番人間的なところでもあるんだけど、そこで生きてるから、はめもはずす。行きつけのスポットは、オールつけ、でも悪びれず食いまくる。合コンもする。そのオーナー(?)が日向妹(りょう)。そこで働く女子、その友人が偶然、明の産休代行教師。このあたりをおりまぜながら、どやどやと毎回ストーリーは進んでいく。

 太朗ちゃんはSOPHIA、拳ちゃんは極楽トンボ。でも、2人ともいい芝居してる。特に太朗ちゃんの大阪弁が、私には、心地よい。役者としては、経験の長い前こと慎吾も慎吾ならではで前をイキイキとやってる。
 
 そして、明役のミニ須賀ちゃん。この子、毎回、「う゛――――っ」って、スッゴク悲しそうに泣くの。本泣きですかね。それがまた切ないわけで、そして、そのあとのきょとんとした顔。前たちになじんできて、はしゃぐ笑顔、どれをとってもベリーキュート。もう、めろめろざんす。こんな子欲しい!!
 今まで最年少アイドルは神木隆之介くんだったけど、不動と思いきや、やばい、ミニ須賀ちゃん、ちょっと女子の心を結構くすぐってると思うよ。再び言うけど、欲しいもん、この子。
 
 前たちも、親に捨てられたり、死別したり、家族が恋しいの。憧れてるの。だから、人一倍、明の気持ちに寄り添える。拳ちゃんは、「喧嘩が強い事」それが強さだと勘違いしてた。明が母に作ってもらったビーズのお守りをいじめで取り上げられた時、「ヨワッチイ」ってなじった。でも、ほんとは、自分に同じ過去があった。行方不明だった父はガンで幾日も持たない状態だった。「しけてやがる」そういった拳ちゃんに父は「こんなんでも俺は、闘ってるんだ。病気なんかに負けない。」瀕死の床で息子に訴える。苦しみもがき、拳の手を握って亡くなって行く。拳は気づく、「強い男って、意味俺間違ってた。喧嘩しなくてもいい。ただ、本当に大切なもの、それだけは、取り返せ!」取り返した明を褒めながら、拳は男泣きに泣く。


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01月28日(月)
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