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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■藤木直人@「プラトニック・セックス」テレビ版
えー、これも原作、読んでません。演出家の方のお話では、原作に忠実というより、親子関係にスポットをあてた感じで描きたいということですが、いやー、藤木直人が見たいがために、見ましたけど、原作読んでみようかなぁと思う程、(買いはしないけど、思いついたら図書館で借りて)飯島愛さんの人生っていうのは、色々あったんだなぁ、と。テレビで見た限りでは、自分がまいてった、たねから始まるので、そうそう、同情ばかりしてらんない、っていうのはあるんだけど、だからかな、原作はどうだろ?
1話目、直人は、あまり出ないだろうと、気合入れずに見てたから、あまり言えないけど、(実は、全然出てなかったー。)田中好子が母で、彼女が倒れやしないかと、心配になりました。娘が親に反抗して家出して、生死もわからないなんて、普通の親だと、神経磨り減ると思うもの。でも、倒れたのは、会社の経営も抱えていた父・永島敏行だった。ICUに入る父を見つめながらの弟のナレーションが印象的だった。「姉に起こっている事も、ぼくらは知りようがなかったけど、家族におこっていることを姉は何一つ知らなかった。」みたいなこと。彼女は、キャバクラの常連さんとNYに行って、豪遊してたんだよ、その頃。
彼女が「寄り道」を始めたのは、友達の誘いがきっかけだったと母は思っていて、ある日、彼女がすっかり変わって、「なんとか慶応に受かりました」って、さわやかに通り過ぎるんだよね。その子が元凶だと思ってた母は、現在行方不明のままの娘を思うと、呆然とするしかなかったろうと思う。何が、歯車を狂わせるんだろうね。もちろん、父は少し抑圧的だったかもしれない。会社の運営が大変だと、子供の事は、母にまかせきりで、母は、「いい子」という枠に必死すぎたのかもしれない。
でも、見ようとしなかったのは自分自身だと、最後には気がつく。「愛が欲しい、愛が欲しい」と、ねだるばかりだった彼女は、いつも彼女が信じた「愛」に裏切られ、逃げられ、もしくは最初から手に入らず、でも、逃げていただけで、それは、父の背中に、帰ってくるかもしれないと、誕生日に毎年ケーキを焼きつづけた母に、あった。その姿を見ながら、成長した弟が思う。「勝手に出て行った姉さんの替わりに、僕までぐれやしないかと、小言は増え、それに従うしかなかった。自分を押さえてでも、これ以上両親を心配させるわけにはいかなかったぼくは、ぼくで、大変だったんだよ。」
でも、さすが、いい男揃えます、とプロデューサーが宣言しただけあって、揃ってたかも。キャバクラで勤めながら、ある日、妻夫木君に会う。彼にも「愛を求め」彼は、応えたいが借金があるという。「売り」をしてまで返したその日。「愛なんて簡単に信じない事」そう書いたメモを残して、彼は逃げた。妻夫木君、今回はひどい役ね。どこまでが演技(役がする演技)かわからない。彼もほんとは、寂しい奴かもしれない。男にも、女にも体を売ってる役。微妙にあってた・・・。
常連と行ったNYで、彼女は、メークアップアーティストを目指す、柏原崇に会う。私はこの役が一番いいんじゃないかと、また、柏原くんにすごくはまってたと思う。出会ったその日1日のできごとなんだけど、二人はセックスするのね。彼女は「愛してしまった」っていうんだけど、彼は「気持ちよかっただけでしょ。愛って求めるばかりじゃなくて、そこにあるものなんじゃないかな?」そこまで言う彼の彼女に会いたがる愛に彼は会わせる。でも、その彼女はレズで、彼女がいて、彼を含め3人でフラットをシェアして住んでるんだよね。「永遠の片想い。そうかもしれないけど、そこに愛はあるよ。彼女の近くにいたい、それが僕の愛。」愛には、それが、とても新鮮な考えに思えた。一瞬の出演だけど、また柏原がするから説得力ある感じだった。私は一番好きな役でしたね。
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09月29日(土)
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