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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■「ウソコイ」鴻上さん的に、どうだったのかしら?
 最初のオープニングタイトル見るまで、第三舞台主催の鴻上尚史の企画とは、思いもよらなかった。しかも、探偵役でご出演とは?!

 フェイ・ウォンのタイトル曲、「セパレイト・ウェイズ」(あれ?ジャーニーにこういうタイトルの曲なかったっけ?ま、いいけど)これ、すごく素敵。サビ前で♪チャララ・チャララ〜♪とピアノが入るあたりのアレンジがまた素敵。フェイちゃんの声が、いいんだけど。あとね、オープニングの絵、構成、結構よかったと思います。最近好きなのは「眠れる森」「白い約束」「LOVE STORY」でしたが、「ウソコイ」も入れておきましょう。キレイだとおもうんだけど、どう?

 最初はね、役者ね。いつものもっちゃんパターン。生瀬勝久〜!おお、木野花さん出てるの?仲間由紀恵ちゃん、声といい、好きなのよ。え?パパ役、布施明?おやおや、中村俊介くんが本郷タケシってえ役名?正義の味方とか言ってるよ。あらあら、渋い役どころが多い、大杉漣さんが、デザイナーなのに、ちょっとダサダサ。・・・笑えるツボは揃ってるんだけどなぁ。

 なんでなんだろう。例えば、字にすると寒いけど、偽装結婚がばれてフェイちゃんは、逮捕されるの。で、はめられた中井貴一は、このまま強制送還されれば、晴れて由紀恵ちゃんと婚姻届出せると思ってるのね。(かなり、この時点では、フェイちゃんに情が移ってるから、心配ではあるんだけど)ところが、逆に、区役所的に言うと、強制送還されちゃったら、ずっと離婚届が提出されないので、離婚は成立しない!と説明するの。区役所職員生瀬さんが。で、画面の左手前にいるのね。で、奥にいる中井と中村に説明するのよ。二人は、わからん・・・なのね。「わからんやっちゃなー」と「当事者不在で、ウンタラカタラ」ともう一度説明するんだけど、やっぱ、わからん。そこへ、ぽそっと、中村が「ほうじ茶・・・?」この時の生瀬の絶妙なタイミングでの微妙な落胆の表情、もう、いいーーーーーーー!

 こんな感じで、要所、要所、かなり面白いんだけどね。ありえないような、入国管理官とか・・・。思うに、なんか、つくりが舞台向きなのかなぁ、とか、勝手に舞台好きだからか、思った。これは、最終的に「嘘からでた真」になるんだけど、「嘘」っていうか、成り行きで巻き込まれて、なんだか、最初に正直に話しとけば全て丸く収まったかもしれないのに、まわりの入れ知恵や、本人も、大切な誰かを傷つけたくなくて、じゃ、彼女の耳に入る前にかたづけてしまえば、もとのさや、すべてうまくいくんじゃない?わざわざ心配かけなくてすむんじゃない?一応、善意から始まるんだけど、ごまかすのね。最初のごまかしが、「嘘」になり、「嘘」をかくすためにまた「嘘」を重ね。見てるこっちは、そのあたふたや、おたおた、きゃー、もうこれはばれるでしょ?いつどうやって、どう収まるの?が、楽しくて見てるんだけど、1クールもので、このネタでいくには、長すぎたのでは?

 せっかくの面白いシーンや、ぐっとくるセリフもなんだか「またかよ」になっちゃうっていうか、舞台だと長くて3時間だから、観客もろともまるめこまれてしまうんだけど、1クールドラマだと、無理が出てくる。本人達が真剣に考えてるからこそ、コメディとして笑えるんだけど、時間があるわけで、(もちろん1クールドラマでも、短い期間の物語ってのもありえるけど)「本気で解決しようと真剣に考えてる?」とかって思ってしまう。だから、なんかもったいなかったなぁ、と思う。


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09月28日(金)
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