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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■おやすみの前に
問題は後半だよ。いいんだよ、読めたって。アカリってユキコたちが話してた超高級魔女で、ポイントの高い羽生教授狙って、ここへきたんだろうなぁ、とか、30歳に戻りたいっていうのは、羽生教授、やっぱり、30歳の時恋してたんだ・・・で、その叶わなかった相手が実は、ユキコなんだ・・・。いいんだよ。でも、ほんと前半良かっただけに、後半が、だれました。ユキコのモノローグとか多いんだけど、やっぱり、宮本さんはミスキャストじゃないだろうか・・・。もしくは、演出っていうか、役作りが違えばましだったのかな・・・なんか、ステレオタイプな感じ、最後に向かって羽生教授は恋してたこととか思い出すんだけど、で、アカリとじゃなくてユキコの傍にいることを選んで赤く光ったりするんだけど、私は観ていて嫌悪感すら出てきたの。だってさ、ラスト、わかるやん。「おやすみの前に」ってキスで終るって・・・・。観客に想像させる雰囲気で終ってくれないだろうか、と、祈るような気持だったけど、ベンチでキスするとこで終りました。あぁ、「や、やめてくれーーーー!」蔵さまにキスだとぉ!!物語に入りきれずに、素に戻って、嫌でした。
ウワサでは、川原亜矢子がねーとか、言うのを聞いたけど、一箇所ですね、チャームドばりに魔女ってわかる時に照明とか効果音とか使われるんだけど、すごい高笑いするの。あれは、ちょっとひどい、「おーっほっほっほ」ぐらいか「くすっ」って感じのほうが良くないか?キョーザメしましてよ、わたくしは。あと、全体的に手振りが大きすぎて文化祭みたいな感じも受けたけど、ほんとさすが、板の上の立ち姿が美しいので、私、川原に文句は他にはありません。ユキコは、別の役者の方がよかったでしょう。蔵さまが、いくらステキだったからといって、一部、スタンディングオベーションありましたけど、前半の勢いが後半まで続いてなかったし、私は、できませんでした。パチパチと、蔵さまと岡田くんに拍手を送っただけです。
あぁ、もうこんな行数。蔵さまがどんなにステキだったか、書きたいのに。まぁ、観てくれ!っていうか、そこだけ、もう何度も巻き戻して観させてくれ!私に!っていうくらいステキだった。30歳に戻った時の最初の登場シーン、舞台上手から、下手へ、「君はバネ式?」っていうくらい、全身はねてあっという間に通り過ぎるのさ。もう、それだけでもヤラレタ!「若い筋肉が嬉しい」とかって、はじけまくる、じじぃ。ステキだ!じじぃ言葉が変だからって、魔法で言葉を普通にしようとするのに、失敗を重ねられ、武将風、京都のぼんぼん風、熊本弁?と、中々普通の30歳の標準語人になれない。おもしろかったーー。もともと京都の出だからさ、声もソフトだし、ぼんぼんのままでいってくれていいっ!って感じだったけど、武将風も相当面白かった。肉体のキレもオトコマエ度も、佐々木蔵之介をアピールするための芝居、といっても過言ではない、これは、蔵さまのための芝居です。あぁ、巻き戻したいっ!まじでまじで・・・。ま、それだけに、脚本福島三郎、演出宮田慶子というゴールデンなコンビだけに、惜しい作品でもあるわけです。構築しなおして、再演して欲しいです。
05月30日(木)
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