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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■ロング・ラブレター〜「祈り」という卓治の歌を思い出す〜
「いつまでも絶えることなく、友達でいよう。今日の日はサヨウナラ、また会う日まで」突然、浅海が歌いはじめる。「空気を振動させた方が雨、降りやすい」これは気休めで、歌うことによって煮詰まった気持ちを開放させたり、そういう諸々のことで唱和したんだと思う。(あまり唐突で笑えるけど)ところが雨が奇跡的に降り出した。もちろん、天才女子の予測ではトルネードの次に寒波がくる、ってことだったけど。生徒たちは、雨の中、水をバケツなどに溜める一方、シャンプーしたり、雨を楽しむ。それを、浅海と三崎は一段落着いたね、って感じで見つめてる。浅海が背中で三崎の手を取る。かたく握り締めあう。いい感じ。
池垣は殺さなくてもよかったんじゃないか?その前に、浅海の怪我も、そこまでひどくしなくてよかったんじゃないか?トルネードまでくる?水、なくなる?そういえば、プールの水がぶ飲みしてたよね。現代の守られた子供たちが季節はずれのプールの水、飲んで、普通1人くらいはおなか壊さない?地下水がやばそうなら、降ってきた水も、水質検査してから飲んだ方がよくない?あれだけ荒廃した世界の抗破傷風剤で、しかも浅海ギリギリだったのに、助かる?だいたい、食料ほとんどなくて、食べてないと、あれだけはしゃいだら、あとぐったりくるよ・・・・。埋めてすぐ、池垣農園から、芽が出る?色々、不思議はあるもんで。
でも、これは、どんどんギリギリをつくっていってその荒波を漂流しながらどう寄港するか?それとも新天地でやっていくのか?そういう物語なら、ギリギリの設定が次々現れないとだめなんだよね。
突拍子も無い設定だけど、彼らの無事を祈る。彼らの中の命の瀬戸際の争いが起きる前に手立てが見つかる事を祈る。そして、願わくば、人類が荒廃した未来をつくりつづけている現代に警鐘を鳴らす何かを見つけて帰還する事を祈る。
打ち寄せる波のように 繰り返す祈りが かなえられる日が来るまで 戦い続けよう
それは、私も。
長くなったけど小山卓治の同じアルバムに「負けないで」という歌も収録されている。
「負けないで 負けないで 負けないで 負けないで」
「僕が疲れはてて うなだれている時に どこか空の向こうからその声を聞く 懐かしい歌声 温かい笑い声 虚しくさまよってる 僕の胸に届いた」
「僕は歩き出そう きよらかさのために 挫けそうな心に 呼びかけながら」
「負けないで 負けないで 負けないで 負けないで」
そして私にも。
02月27日(水)
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