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ドラマ!ドラマ!ドラマ!
by もっちゃん
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■祈り (「夏・長崎から」というコンサートについて)
さださんが、広島の原爆投下の日に、このコンサートを長崎から発信しようと決意したのは「広島の空」という、93年10月25日発売の「逢ひみての」というアルバムの11曲目に入っている曲に描かれています。1番で、「もう、うらんでいないと彼女は言った。武器だけを憎んでも仕方がないと。むしろ悪魔を産み出す自分の心をうらむべきだから」と歌われる彼女とは、彼の叔母です。彼女のこの言葉を受け止めた時、さださんは「広島の空に向かって唄おう」と心に決めたそうです。もう彼女はこの世にはいません。この歌はこう続きます。
「どうか、くり返さないで。くり返さないで」
今日、終戦の日、各地でこの言葉がくり返されたと思います。戦争という、大きな悪魔だけではなく、小さな悪魔も産み出す心を自分も持っている。どんな痛みも、苦しみも、悲しみも「どうか、くり返さないで」そう、祈ります。
重くなりましたかね。「夏・長崎から」絶対、いつか行きますよ。行って「長崎小夜曲」を現地で聞くんです。「お帰り僕の愛しいかもめ」と歌ってもらうんです。そこだけ切り取ると笑えますね。かもめですからね、私も。さださんは、このライブの皮切りに必ず笑顔で言います。
「みんな、おかえり〜!」って。行って、そう言ってもらうんです。絶対に。
08月15日(水)
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