ID:3398
へそおもい
by はたさとみ
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■北極のアイス
ここのところ
10年来のものが
ぱぁーっとなった!

といっていたが
きょうは
ちょっともどってきた。


リャマたちのいる柵が
一部こわされて
黒い怪物が
入りかけている
感じ。

はやく!
リャマたちを非難させて!
だれか柵をおさえるの
手伝って!
という感じ。

そう。

わたしが
いま
見据えなければいけないのは
この黒い怪物だ。

どうして
柵をねらうのか
おめーは誰なのか
そういうことを
ついつい考えてしまうけど

だれだかわからなくっても
なんでねらうのかわからなくっても
いいから

どうしたら
わたしが
この怪物をコワイとおもわなくなれるか
どうしたら
この怪物の目をみすえて
おちついていられるのか

あるいは
どうしたら
一目散に逃げきれる自信が
つくのか

どうしたら
なんとかなるなる
大丈夫だよ〜と
どでんとながめられるのか

それを知りたい。

それが
できたら

いろいろなことが
もっと
ぱあーっと
みえてくるような
気がする。

考えるんじゃなくって
しっかりと

みよう。

***

帰り道
数年ぶりの友にばったりと会う。

彼女はあいかわらず
かわいくって

「かわいい!」


おもわず
言ってしまう。

「北極のアイス
 かってきたんです!
 アイスたべませんか!」


北極のアイスの箱のふたを
ぺりぺりとめくる彼女。

相棒の分も…というので

目をつぶって
箱からアイスを
くじびきみたいに
ひいた。

相棒は抹茶で
わたしはバニラ。

「とけないように
 走って帰るね!」

といって

ほんとに
走って帰る。

ちょうど
帰ってきた相棒とふたりで

暑い部屋で
とけかけの
北極のアイスを食べた。

なんだか
小さな箱の中の
物語みたいな
気分で
アイスを食べた。
07月22日(木)
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