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へそおもい
by はたさとみ
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■空の日でした。
ポラリティーでは
地球上の現実世界の
すべてのものや状況を
空、風、火、水、地の
5つのエレメントで理解する。
今日は空のエレメントについて
いちにちかけて学ぶ日だった。
じわじわふくらむスペース。
ブルーの繊細な空間。
昔夢にでてきた場所。
関節と関節の間のゆとり。
自由に鳥がとべる宇宙につながる空。
帰り道は
ぽわんとした感じのまま。
駅まであるきながら
現実モードにきりかえる。
せっかく三宮にきたのだからと
ちょっと足をのばして
久しぶりにインド人のスパイス屋さんへ。
普通のマンションの3階。
ひと部屋が全部スパイスのお店兼倉庫で
その向かいのひと部屋が
レストランになっている。
夕食時だったので
ふらりとレストランに入ってみる。
レストランといっても
おおきな表札もなく
本当に普通のマンションだし
おそるおそる。
インド女がふたりと
インド男がふたり。
ダイニングでテレビをみながら
大きな声のしらない言葉で
話している。
6畳くらいの一間が
レストランで12席。
天井ぎりぎりの所に
備え付けてあるテレビでは
インドのドラマがやっていた。
お客はだれもいなくって
わたしひとり
ふらりとインドのご家庭に
迷いこんでしまったような。
インドの男がテレビをみながら
無表情で
水とマンゴジュースを運んでくる。
わたしは
テレビを眺めてみる。
サモサふたつと
自家製のピクルスがくる。
テレビでは
すごい魔術的な力をもった赤ん坊が
普通の夫婦の間に生まれ
その赤ん坊が
別の魔術をつかうような人たちに
狙われる…といった
ストーリーのドラマが
やっているみたいだった。
なにせ
言葉がわからないので
映像をみながらの想像だ。
大きな鳥が
篭の中の赤ん坊を
連れ去ろうとしたり
サドゥーが瞑想中に
赤ん坊の頭から光が
でているビジョンをみたりしている。
無表情のインド男が
カレー3種とごはんとチャパティ−を
もってくる。
素朴でおいしい。
レンズ豆のカレーと
野菜カレーと
チーズといんげんのカレー。
いつしか
4人のインド人たちも
無言になってテレビに見入る。
インド男がわたしの皿をみて
チャパティーいるか?
と無表情にきくので
ひとつもらうことにする。
テレビでは
例の赤ん坊を
顔に笑みをたたえた父親が
高い高いをして
あやしている場面。
突然赤ん坊が
父親の顔に
放尿したのだ。
そのとたん
チャパティ−を運んできた
無表情なインド男が
大爆笑したのだった。
ダイニングの
女たちも笑う。
放尿の映像もいかにも合成で
顔(しかも口の中)に
放尿されたというのに
画面の中の父親はあいかわらず
満面の笑みをたたえている。
インド男は
わたしの皿にチャパティ−をおきながら
はじめての笑顔でわたしと目があった。
ああよかった
わたしはインド家庭に迷いこんだ
透明人間ではなかったんだ。
ちゃんと感情がつながった。
最後にアイスクリームがくる。
全部で1200円だった。
スパイスを買いたいと伝えると
インド男が鍵をもって
向かいのスパイス部屋に
つれていってくれた。
すべてのスパイスがバカ安い。
コリアンダー100g150円。
フェヌグリークも200円。
バスマティ米やレンズ豆も
近所で買うのと同じ値段で
5倍くらいの量が入っている。
夢がふくらみ
コーフン状態のまま
2000円分の
スパイスやら豆やらを買い込む。
インド男が
「これはミドルおいしい」
「これはすこしおいしい」など
英語と日本語のまじった言葉で
たくさんの種類の豆の
おいしさを説明してくれるのだが
聴く度に言うことが違うので
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01月13日(土)
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