ID:3398
へそおもい
by はたさとみ
[8839hit]

■やみあがりハイかもしれません
忘年会が楽しかったからといって
浮かれポンチになりすぎてはいけません!

油断したすきに
内臓を宇宙生命体に
乗っ取られてしまいました。

お腹をくだすのは
飲み過ぎのせいかもしれないと思ったけれど
どうもどうも
異様に身体が重かったのです。

家から駅に向かう道の空気が
水の中みたいに重いのです。
電車にのっても
内臓がじょわじょわするのです。

その日は
京都タワーズという
即席ユニットで
あたまに京都タワーをかぶって
演奏をするお仕事でした。

京都タワーズがおわってから
お茶とクリスマスケーキをいただいて
ああほっとしあわせだ…と
おもってはいたのだけれど
やはりなにかがおかしくて。

今おもえばその頃から
内臓のじょわじょわが
わたしの身体全体を
侵しはじめていたのです。

一旦帰宅して
仕事を片付けていたのだけれど
仕事の合間にも
便のでるはずのところから
尿がでるし
あれ?おかしいなあ?とおもいきや
さっきのクリスマスケーキも
すぐさま排出されてしまうし
内臓が私の内臓ではなくなっていて
もう知らない宇宙生命体の
基地と化しいたのです。

それでもまだ
わたしは浮かれポンチの鈍感女で
きっと忘年会の後遺症で
仕事も忙しかったし
ちょっと食べ過ぎ飲み過ぎ不眠なだけだわ
とおもいこんでなんとか仕事をかたづけて
夜の約束にでかけたのでした。

外にでたら
もう外の空気はゼリー状の液体のように重くて
いよいよ地球の気候がおかしくなってきたのか
はたまたわたしの身体がおかしいのか
わけがわからないけど
とにかく地球滅亡の危機を感じながら
待ち合わせにむかったのでした。

ともだちに異変を訴えると
ともだちは
「涙目だよ大丈夫?
 のろかもしれないよ
 帰った方がいいよ」
とすすめるのでようやく
この異変は地球ではなくて
わたしの体調だということがはっきりし
すぐさま帰宅したのでした。

帰宅してからは
もう布団とトイレだけの世界。

熱のせいで頭もおかしくなって
へんてこな映像がみえて
世の中のみんなはひとりぼっちで
だけど魂の世界ではみんなと
ひとつにつながっているのかもしれない
だけど結局はなにも確かなものがなくて
渾沌としていてさみしくてひとりぼっちて
いったいなにを探して
わたしは生きているのかしら?
こんな事考えるのも
わたしだけで
みんなはなにか確かなものが
みえているのかしら?
ああこの毛布だけが
わたしのそばにいてくれる
毛布さんありがとう
お腹が金魚のどろみずでいっぱいなのは
わたしの生き方がゆがんでいたからなのかしら?
毛布さんごめんなさい
ごめんなさいありがとう
ありがとうごめんなさい
というような
どろどろした思考が
夢うつつで
ずっとつづいていたのでした。

宇宙生命体は内臓だけでなく
精神までも侵してゆくのです。

ほんと浮かれポンチはいけませんね。

昨夜からやっと
わたしの内臓も精神も
わたしのもとに戻ってきました。

健康ってすてきです。
世の中は太陽がさんさんと輝いて
みんなの笑顔がやさしく
空気も澄んであたたかです。

今日は我が家で
クリスマスまつりをするので
あんまり病気の話をしちゃいけないなあ
とおもったけど
病気の話って
話したくなってしまうのは
なんでだろうね。

話したいのを
我慢するのもよくないから
結局は話してしまうし
こんなに長々と
へそおもいにも
かいてしまったよ。

布団は輝く太陽に干して
ドアとかトイレはハイターでふいて
部屋には殺菌作用のあるラベンダーを焚いて
みんなで楽しくすごしたら
きっと大丈夫。

昨日はずっと布団の中で
中谷美紀の『インド旅行記』を読んだ。
アーユルヴェーダとヨガの魅力に
ますますはまっている。


[5]続きを読む

12月24日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る