ID:3398
へそおもい
by はたさとみ
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■ポラリティー
すごい人間に出会った。

そうそう
今のわたしは
こういう人に出会いたかったの!と
思うと同時に
そんな人を目の前にして
戸惑う気持ち。

恥ずかしかったのだけど
たくさん涙がでて
自分のことが
小さなこどものように思えた。

その人は
人間のような
そうでないような感触で
とても自分と近いもののようで
まったく異質なもののようで
日常生活でつかう知覚では
捉えきれない種類の人だった。

わたしとは
そう歳もはなれていない
かわいい女の人。

その人と話をしているうちに
ひさしぶりに
わたしの芯があたたかく戻ってきて
大地に立っている気分になった。

別れ際に
「もっと重力と仲良くしたらいいかもね」と
彼女にいわれてびっくりした。

このところ
わたしがいなくなっていて
ずっとずっと浮いていたので。

足には
砂がはいったようになっていて
重力を感じながら
あるいて帰る。

ああ
土の近くで暮らしたい。
庭のある家に暮らしたい。

すこしずつ
すこしずつ
近づいてゆこう。
11月18日(土)
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