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へそおもい
by はたさとみ
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■奄美大島の旅6(忘れそうになりつつもがんばってかきなぐる)
感じた
海の生活が
ふわーっと
イメージされてきた。
自然とともに
いきるひとびと。
つながりながら
いきるひとびと。
いまここにあるものは
世界のどこかの
過去のどこかの
だれかの
智恵が
つながって
あるもの。
いまも
むかしも
ずっと
これからも
自然とのつながりのもとで
人と人がつながって
自分が自分とつながって
それで
まあるい
まあるい
きもちいい循環が
できていくんだとおもう。
なにか
どこかが
きりはなされてしまうと
ゆがみができて
そこから
悪循環の
ありじごくに
はまってしまって
自分の心の中や
他人との関係の間に
いろいろな
苦しみが
おこってくるように
おもう。
きりはなされている時の
自分の感覚
仕事で出会う人々
社会でおこっている
いろいろな
こと
が
頭をよぎる。
それを
ぜんぶ
まとめて
いまこの
まほうの島にある
まあるい
つよい
つながりの
力で
つつみこんで
しまいたい。
そうおもう。
「珈琲すきですか?」
「だいすきです!」
「おいしい豆があるんです。
ハワイで滞在していたのが
コナの珈琲農園で。
有機栽培のとってもおいしい豆で…」
その場で
がりがりまめをひき
いれてもらった
珈琲をいただきながら
おふたりが
冬の間いっていた
ハワイの話をきく。
イルカと泳ぐ話
くじらの声が
身体にひびく話。
「あした
よかったら
うちに
ハワイのスライド
みにきませんか?」
ふとした
おもいつきの
おもいがけない
おさそいに
わたしたちの
心もおどる。
ぜひ!
焚き火を囲む
わたしたち4人の足。
まやさんが
「わたし
自分の身体の中で
いちばん足のつめがすきなん。
わあ、みせてしまった!」
みんなが
笑う。
かわいい
桜貝みたいな
つめ。
みんな
くつをぬいで
足の形を
かんさつしあう。
この
何気ない
時間が
ほわほわと
たまらなく
しあわせ。

「そろそろ潮がひいてきたね」
潮がひいて
岩場がでてきている。
岩場をおさんぽ。
すぐそこに
珊瑚がみえる。
岩についている
カラフルな貝や
いそぎんちゃく。
青いおさかな
くまのみ。
岩をもちあげてみると
にょろにょろした
クモヒトデたち
いきてるウニ
貝や蟹たち
なんて
たくさんの生き物たちが
みえないところに
ぎゅっと
つまっているんだろう。
相棒に
この
ぬにょぬにょした
多種多様な生き物たちを
みせてあげたいと
おもう。
…と、むこうに人影がみえる。
干潮になると
おいしい貝がとれるので
貝をとりに
みんな干潟にやってくるのだそう。
「あれ、あれ郵便やさんの○○さんじゃない?」
「仕事中だよね…笑」
配達の途中だけど
潮がひいてるから
貝をひろいにゆく。
このゆるさが
いい。
岩場散歩をおえたら
いよいよ
シュノーケリング。
うまれてはじめて。
うみとの対面。
04月06日(土)
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