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兼松孝行の日々つれづれ
by 兼松孝行
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■PARCO presents Three Mouseketeers VOL.2「印獣」(ネタバレするかも)
昨日、夜に「いけなくなった〜(泣)」という連絡が入り、急遽代役で名鉄ホールへ。
「印獣」の名古屋千秋楽。
現在の劇団Beans代表を引き連れての久しぶりの観劇。
この日の役者は、
三田佳子
生瀬勝久(ねずみの三銃士)
古田新太(ねずみの三銃士)
池田成志(ねずみの三銃士)
岡田義徳
上地春菜
と超豪華メンバー。
脚本 宮藤官九郎
演出 河原雅彦
こっちも超豪華メンバー。
三田佳子の役は大女優。
そこに、自叙伝を書くゴーストライターの3人が編集者に印税目的で連れてこられ、自叙伝のストーリーを進めていくうちに、この3人と編集者が全員大女優と関わりのある過去が明らかになっていくお話。
大女優が大女優であるべきために、貫いていくものは何か。
物書きが物書きとしてあるべきために、貫いていくべきものは何か。
真面目なものの見方をすれば、そういった部分が今回のお話の柱だったのかな。
しかし、このメンバーでそんな真面目に見せる芝居になるはずもない。
三田佳子はとにかく使いまくられてる感たっぷり。
確か森光子の放浪記は幼少の頃からの役をやるんだけど、それに負けず劣らない年齢からこの人の役がスタートする。
その描き方がコミカルで、周りの役者からいじられまくり、役の幅が広がるというよりは、全然違う芝居をやらされて苦労してる感じが、見ていて心地よい(笑)
生瀬、池田、古田の3人が、濃い役者で更にオーラが強いので、三田佳子のワンマン舞台にもならず、そのバランスも心地よい。
しかも、相変わらず好きなことやりまくってる感があって、普段テレビで見せてる芝居から解放されて、本当に舞台を楽しみながら作ってるなぁという気持ちが伝わってくる。
この3人のシーンになると、ほぼ阿吽の呼吸状態で芝居が作られていて、立ち一の取り方一つも、自然に勝手にこうなるべくしてなってる感じがして、気心知れたうまい役者同士の空間て、なんて心地いいんだと、あらためて感動を覚えた。
岡田、上地のふたりも、本当に上手いし、あとの4人に負けずに頑張っている感じで、それも心地よい。
演出的には、1階と2階がある舞台セットの2階の壁をスクリーンに使った視覚的にも面白い使い方をしていたし、所々に出て来る道具やセットの使い方もかっこいい。
ただ、三田佳子のリズムで芝居をするシーンが多いせいか、全体的にゆっくりとしたテンポで芝居が進んでいくので、そこが別の意味で椅子に座った昼下がりのお客さんを心地よくさせてしまったのかなって思う。
今回は名鉄ホールの後ろから3列目の客席だったので、細かいところはよく分からなかったんだけれど、それでも声もしっかり聞こえてくるし、過不足なく芝居を楽しむことが出来たなぁ。
本当に久しぶりの小劇場系の芝居。
今度はもっと近くで見たいなぁ、ともらったチケットでこんなこと言ってると罰が当たるか・・・(汗)
11月29日(日)
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