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兼松孝行の日々つれづれ
by 兼松孝行
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■「四月になれば彼女は」中日&千秋楽
公演二日目にして中日と千秋楽。

うちのように稽古期間が本番期間に比べてとても長い期間稽古をしていくと、稽古の100パーセントが本番の最高の出来と誤解しがちだがそれは違う。
芝居はお客さんの前に提示して、お客さんと会話をしながら着地点を探っていくメディアだ。
だから稽古がいくら良くてもお客さんと会話できなければ意味がないし、そう言う芝居を作ってしまう演出の技量不足と言うことになる。

もう少し言うと、稽古期間中演出が思い描いたお客さんの反応と現実のお客さんの反応の違いがあるのかないのかということだ。
お客さんが全く違う反応をしめすのなら、その演出は「クビ」になる。

そういう意味では、次も演出をやってもいいんじゃないかという反応がかえって来た。
笑って欲しい場面で笑ってもらい、泣いて欲しい場面で泣いてもらい、息を殺して台詞を聞こうとする場面もちゃんと舞台に集中して張りつめた空気の中で台詞を来てもらうことができた。

そして、そういう様々なことを教えてくれたのが、稽古の現場で一緒に芝居を作って来た仲間たちだ。

この二日間本当に幸せな空間に身を置くことが出来た。
仲間とこの日足を運んでくれたお客さんと、ここでこうして芝居が出来る今までの様々な偶然と必然に感謝したい。
03月21日(日)
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