ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■変なのん
またもや短編パロを書こう企画。
もぅ続くって書きたくないのだ!!
(これ以上増やせなーい)

でも書いてしまいそうだ・・・今回のネタ

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私はあの日死しました。

恨みを抱え、血の涙を流しながら

土に埋まった私の体は腐り、泥の様に溶け落ちる。

それにより堪えきれない程の腐臭もあたりに立ちこめるていった。

土から這い出て、町に出た私は人々から恐怖の目で見つめられ、

その瞳の痛々しさに私は咆哮をあげ、

私の心の痛みを曝け出す様に走り狂った。

逃げまどう者共を襲い、悲しみをぶつけていた。

ふと

声がした

重くたれ込めた意志の中に優しく流れ込む。




声の方へと振りむく。



「大丈夫、こっちに来ぃや・・・」


眼球の無い私の目から熱いものがこぼれ落ちる錯覚を覚えた。



:::守人:::

「大丈夫、こっち来しや・・・」

腐敗したソレを前にして、その人は落ち着きをはらみ、

美しい微笑みをソレに向けていた。

その声に引かれる様にソレは近付いてくる。

「あっ・・・あのお方が危ないのではないですか!?神父様!」

道の脇に置かれた樽の裏に身を潜ませた女が隣で立つ神父に縋る様に声をかける。

しかし隣の神父はその光景を見つめながら大丈夫ですよ、っと一言言うだけであった。

女はこの泰然とした神父をうさん臭く見つめる。

そして名残惜しそうに、またその危うい光景へと目を移した。

その人の髪は赤く、来ている衣は美しい純白。

ハッとする程の美貌の中にも、意志の強そうな瞳がきらきらと特に美しかった。

膝建ちで真正面からソレを見つめ、大きく両の腕を開いている。

ソレがゆっくりと近付き・・・・その人の前にしゃがんだ。

その人はその爛れた体を躊躇せず抱きしめる。

「おつかれさま、もぅ苦しまんでえぇよ・・・・」

その人がそう言って力強く抱きしめると、背後から先ほどの神父がゆっくりと近付いてきた。

「ちゃんと成仏しなよ」

神父は一言そう言うとソレに聖水をかける。

するとソレは・・・・数瞬もとの姿に戻り・・・・


光となって消えた。

抱きしめていたその人は安心した様に肩を落とす。

「堕威くんおつかれさま」

「敏弥もおつかれ」

二人はそうやって笑顔で見つめあい、

まわりの者はいきなり現れた救いの神に歓声をあげ喜んだ。


**************

「マリア様、どぅぞ」

「あの・・・俺男なんやけど・・・・」

「でもマリア様みたいだったよ!」

堕威と敏弥はその日、村人達のたっての願いで、
酒場で酒宴をあげる事になった。

堕威は先ほどの事件での様が聖母マリアの様だと言われ、
村人からマリア様などと呼ばれている。
敏弥の方は神父様といたって普通なのだが、
先ほどから若い女性たちの色を刷いた眼差しと声音でそう呼ばれ辟易している。
「しかし、マリア様凄いですね!あんな・・・・死んだ人を抱き寄せれるなんて・・・」

一人の若い青年が堕威のコップに酒を継ぎながら聞く。
堕威はその言葉に微笑みを浮かべたままこう言った。
「あの人たちはね、ほんとはただの幻なんや、人が死んで体が動くやなんて事は絶対あり得へん。あの人たちの体はすべて心が作った幻影なんや。だから、本当は臭くもないし、汚くもない。でも彼等は人間のいやな思いを人間の思い込みを利用して具現化できるんや。やから視覚的に汚いはずだ!臭いはずだ!って思ったら本当に臭くにおってくるんや。そういう固定概念を、俺は取り払えただけやねん」
堕威はにこっと笑い青年に話した。
しかし青年にはあまり意味がわかっていない様だ。
堕威は苦笑して青年が継いだ酒をくぃっと煽る。


続く

眠いので寝ます。
すいません。
続きものになっちったーーー!!!
05月18日(火)
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