ID:31657
to Die
by 293とうめこ
[440335hit]
■イロゴト
ずっと 笑って 笑って
ずっと ずっと 笑って 笑って
ずっとーーー。
---イロゴト---
キスをして キスをして
「堕威、キスしたい・・・・・・」
「うん、えぇで・・・・」
堕威とのキスは甘くて美味しい。
チョコレェトやキャンディを食べているみたい。
嬉しくて、心が暖かくなる。
なのに堕威が遠くに感じる。
ふれていて ふれていて
「なぁ、そばにおってや・・・」
「甘たさんやな・・・・×××は・・・・」
俺は堕威を手放せないでいる。
どんな時も、自分の傍らに居ないと落ち着かない。
その瞬間、堕威が消える気がして。
隙間を埋める様に、俺は堕威から離れない。
つながって つながって
「あっ・・・・・・はぁ・・・・・・・・」
「だい・・・・・・・だいっっ・・・・」
堕威の体を陵辱する。
甘美なその肉体という果実を貪る。
声で、この身で、堕威を蕩けさせて、
熟れた秘肉を割り開く。
欠けた君を埋めたくて、埋めようとして。
それだけで
あたたかな密になる
二人で唇をついばみあい、
溶けてゆき。
お互いの熱をわかちあい、
まざりあう。
もう何も見えない程に。
俺には堕威しか感じれなくて。
ただ、堕威の瞳の中には赤い花が咲いている事だけはわかった。
瞳に咲くその花はいくつもいくつも落ちてくる。
まるで泣いている様。
その花が落ちるたびに、堕威の瞳は小さくゆらめく。
俺はどこにも行けなくなる。
キズつけて キズつけて
欠けた、遠い、美しく、不安定な
そんな堕威を捕まえたくて。
俺はペーパーナイフを手に取った。
堕威の肌を小さく裂く
血が・・・・・咲く
それは多分痛いことなのだろう。
知りたくて 知りたくて
堕威の心が見えなくて。
不安で仕方ない夜。
俺がペーパーナイフを握っても、
堕威は慈愛の笑みを浮かべるのだ。
それを見た俺の心は蟲の息。
たしかめて たしかめて
ペーパーナイフなんかじゃわからない。
甘い言葉は意味が亡い。
堕威の笑顔は博愛主義で
俺の心は癌末期
曖昧は優しさじゃないから。
そばにいて そばにいて
それでも
堕威の優しさに縋ってしまう。
右手で堕威を抱き締め
左手にはペーパーナイフを握り
堕威を傷つけながら
俺が痕つく
誓えなくなくても居てほしい。
妥協すれば二人腐るだけ。
喘いで
あえいで
もう何もいらないと、全て放棄する。
堕威が居るなら。
堕威が居るから。
瞳を見つめると
やはり花が落ちていて。
よく見ると堕威はゆれる瞳で泣いていた。
俺の心に色が戻る。
祈りにも似て
堕威を愛している藍している哀している!!!
この空に広がる無数の星程に!俺は!!
キラキラと輝き散らばって・・・・・・!!!!!!!
大好きだから。愛してるから。あなたの心はもうわかるから。
溶けよう、まざって、もう何も見ない。
花はまだ落ちている。泣いているみたいに。ゆれる瞳の中で。
どこにも行かない。堕威が居るから。そばに居る。
だから笑って。
誰も触れない夢が続いたら・・・・
触れない?いや、触れさせない。
もう俺だけのものだから。
ペーパーナイフはもう、いらない。
もうーーーーーーーない。
真っ赤な花に刺さって消えた。
笑って
笑って このまま覚めないまま。
ずっと 笑って 笑って
ずっと ずっと 笑って 笑って
ずっとーーー。
笑え!笑え!笑え!笑え!笑え!笑え!笑え!笑え!
あはははっはっははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!
END
樹脂木さんのシロクロニクル1曲目、イロゴトより。
[5]続きを読む
11月14日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る