ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■☆キス魔☆
「んっ・・・なんや、ロビーむっちゃ五月蝿いわ・・・」
薫がホテルの自室で本を読んでいると、
なにやら外からわーわーと騒がしい声・・・
「なんやー。酔っ払いかい。ほんま五月蝿いわー。
このホテルあんまりよーないなぁ・・・」
薫は、その騒ぎ声で集中できず、読んでいた本を机に置くと、
ギロッと外へと繋がる廊下をねめつけた。
しかし、それをして騒ぎが治まる訳でもなく、
薫はその行為に空しさを感じたのか、
早々にベットに入る事にした。
「ほんまやっとれんわー・・・もう今日ははよ寝よ」
そして、その日、薫は早々に寝入ってしまったのであった。
よく朝
「もー!ほんま昨日五月蝿かったわー!!」
薫はロビーで片手に新聞、
片手にコーヒーの完全なる親父ルックで
昨日の夜の事を敏弥に愚痴っていた。
「そうなの?俺疲れてたからまったく知らなかったよー」
敏弥は野次馬しに行きたかったといった体で話を聞いている。
「まじ、あんな酔っ払いが泊まる様なホテルや
もう泊まりたないわ!!」
薫はかなりのご立腹だ。
っとそこに・・・
「・・・・はよ・・・・」
とても気分の悪そうな堕威が歩いてきた。
敏弥と薫はあまりにも体調不良ありありな堕威に
目を丸くしている。
「どっ・・・どうしたの?堕威くん・・・(^▽^;)
めちゃくちゃ体調悪そうだね・・・」
「ほんまに・・・・・どないしてん?」
二人は見兼ねて気遣いの言葉を投げかけるが、
堕威は小さく溜息を吐くばかりで返事をしない。
相当まいっている様だ。
敏弥が気を利かせてお水を持ってくる。
「あー・・・頭痛の薬も・・・」
すると堕威は薬も催促した、
敏弥は念の為にとお水と一緒に持ってきていた
頭痛薬を堕威に手渡す。
薬を口に含み、ごくごくとそれを飲み下すと、
堕威はソファーの背もたれに思いきり倒れこんだ。
「あー・・・・・昨日の酒がかなりたたっとるわ・・・」
そして、幾分か体調が良くなった頃、堕威がようやく口を開く。
「昨日飲みに行ってたの?」
「おぅ、スタッフさんと一緒に行ってきたねん」
堕威は敏弥を斜めに見据えながらそう応える。
「でな、飲むんは楽しかったんやけど、
楽しすぎてハメはずしてもーてなぁ・・・・・
昨日の記憶が途中から一切無いねん」
堕威は顔をしかめながら、重く言葉をもらした。
「えっ・・・・」
それを聞いて薫の顔が幾分か青ざめる。
『昨日の酔っ払い・・・もしかして・・・いや、
可愛い堕威に限って・・・』(親バカ)
「ねーねー、薫くんがさっき言ってた深夜の五月蝿い酔っ払い!
もしかして堕威くん?」
薫の思考をよそに敏弥は、ぺらぺらと喋りだす。
薫はその無神経さに敏弥を睨むが
彼はいたって普通にそれを受け流した。
多分、故意にやったのだろう。(悪)
「あー・・・多分そうやろなぁ。
何となく騒いでた覚えが有る様な無い様な・・・」
堕威はそのままうーんと唸り、考え込む姿勢。
「・・・何で騒いでたん・・・?」
薫は意を決して確信につっこんだ。
「さぁ・・・・わかんない」
しかし、堕威からの答えはそんなそっけないもの。
「堕威くんロビーで吐いたりしてたんじゃないのー?」
敏弥がにやにやと笑いながらそう言うと、
堕威はすかさず否定した。
「いや!いやいや!!それは無い!それだけは確実や!!」
堕威は首を横にプルプルと振り、必死である。
っとその時
「おはようございます」
スタッフの一人が挨拶をしてきた。
「「「おはよーございまーす」」」
3人は声を揃えてそれに応える。
っと、スタッフは堕威の顔を見るなり
にこにこと笑って話題をふってきた。
「堕威さーん、昨日凄かったらしいですね〜!
井上さんが言ってましたよ〜。
あんなにベロンベロンな堕威さん久しぶりだって!」
そのスタッフはどうやら、セクシャルから話を聞いた様だ。
「いやぁ〜〜、それが記憶無いんですよ〜」
堕威はそれに対して苦笑い。
「そうなんですか?何でもキス魔になったらしいですよ」
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05月26日(月)
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