ID:31657
to Die
by 293とうめこ
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■久々です。更新です。

「なぁ!何怒っとん!!」

自分で考えろやぼけぇ

「なぁ!なぁってばぁ!!」

俺は振り向かへんぞ

「なぁ・・・薫・・・なぁってばぁ・・・!!!」

無視無視無視無視・・・・

「うっ・・・・・・くぅっ・・かおっ・・・ひっく・・・」

!!??


声に驚き、振り返ってみると、
そこには案の定泣いている堕威が立っていた。
悔しいのか何なのか、服の裾をぎゅっと握り締めている。
男は女の涙に弱いというけれど・・・
俺は堕威の涙にとことん弱い。
はぁ・・・・俺って尻に敷かれる男・・・
「堕威、ごめん、泣かすつもりはなかったんや・・・」
そう、相手は男やから・・・こんくらいで泣くとは思わなかった。
忘れてたんや、堕威は俺ん事になると涙腺がかなり緩くなるんを。
「ごめんな・・・堕威、ごめん。泣かんで、顔こっち向けて?」
高い位置にある堕威の頭を撫でながら堕威に語りかける。
堕威は落ち着いたのか、泣くのをやめ、目もとをごしごしと拭っている。
「薫・・・ひっく・・・・もう俺んこと無視せんといてな・・・」
潤んだ赤い瞳でじっとこっちを見ながらそんな殺し文句・・・
言われたらうんとしか言えんで?わかってる?堕威
「うん、ごめんな。もう無視せんよ」
抱き締めて、頬の辺りにキスをしてやる。
「でな、薫・・・何で怒ってたん?」
・・・・・
これは言いたくないなぁ・・・・・
「俺薫に何か嫌な事した?でかい身体で懐かれて鬱陶しい?もしかして俺んこと嫌いになったん・・・?」
そう言ってまた堕威の瞳に涙が溢れだす。
こんな可愛い堕威を嫌いになんかなるわけ無いのに・・・
この人はまったくわかってないなぁ。
「堕威、嫌いやったら、こんな慰めんし、ちゅうもせぇへんよ。それに振り向くなんて優しい事、嫌いやったらせぇへん」
そう言って堕威の頬を撫でる。
堕威の頬は手触りが良くて好きや・・・
「俺はな・・・堕威、敏弥に嫉妬しててん」
「えっ・・・?」
堕威の瞳が驚きに見開く。
もっと別の話題で驚かしたかったなぁ。
「お前ら、草苅さんがポラ撮ってる時に2人して妙にくっついてたやろ?敏弥なんてめっちゃ嬉しそうにお前の肩口に顔落として・・・それに嫉妬したんや」
恥ずかしいなぁ・・・ホンマこれは恥ずかしい。
それ聞いて堕威はにこにこしだすし・・・
「笑うなや・・・・・」
「何で?だってそれって薫が俺の事大好きって事やん?めちゃくちゃ嬉しい!!」
堕威は屈託無い笑顔でよく殺し文句を言う・・・
はぁ・・・俺ってもしかしてかなり幸せ者?
「じゃあ、堕威、俺の気持ちを察して、今度は俺とラブラブ写真撮れよ?」
もちろん、雑誌のポラで・・・
「えっ!?やっ・・・やだ!俺が写真で素出すん苦手なん知ってるやろ!?」
そう、お前一人いっつもポラでさえもいかつい顔しくさって・・・
誰かにかまってもらわんと素さえも出せへん初で可愛い堕威やからこそ
俺はほれたんやけどな・・・
「そうせな、俺の心の刺は抜けへんで?これ決定や」
「えーーー・・・・んじゃあ薫くん、カメラの事忘れるくらい俺を夢中にさせてよ・・・」
そうやって上目遣いで見てくる堕威に自然と笑みがこぼれる。
堕威のその手をとり、ぎゅっと握り締め俺は歩き出した。
そしてふと、自分の散らかり放題の部屋を出し思うのだ。

久々に片付けでもしようかと。


「他人の事なんか忘れるくらい夢中にさせたるって。嘘やないで?絶対させたる」



END


砂ー砂ー
緊急事態発生 緊急事態発生
付近一帯に砂吐き警報発令

こちら報道のふじもるです!!あたりは一面砂に覆われています!
あっ砂が・・・!!きゃぁーー・・・ぷつっ・・・・ざーーーー


現場からお伝えしました。
04月12日(土)
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