ID:31657
to Die
by 293とうめこ
[440339hit]
■銀貨高校〜化学教師敏弥〜4
堕威は隣の金髪頭をどうしたものか悩んでいた。
「なぁなぁ!前の学校どこやねん」
「髪めっちゃ紅いなぁ!!綺麗に染めてあるやん!!」
「うわ!!以外と白いんやな!!細いし。握力なんぼや?」
「誕生日は?趣味は??好みのタイプは???」
彼は堕威が席に座るなり、隣の生徒を押しのけ机をひっつけ、
授業中にも関わらず、先ほどから堕威を質問攻めにしていた。
「前はDir学におったよ」
「染めてるわけやないで」
「握力は・・・測ってないからわからんわ」
「・・・そんな早口で言うなやぁ・・・」
しかし、堕威はそれにいちいち応えていた。
この同い年の少年は、自分を凄く気に入ったらしく、
くるくると丸い目を輝かせて、まるで小さい子みたいなのだ。
堕威は小さく、可愛いものが以外と・・・いやけっこう・・・・いやいや
かなり好きだった。
小さい子供を見ると頬が緩むし、小動物なんかを見ると
触りたくてたまらなくなる。
今回も・・・・その・・・・・何といいますか、
堕威はこの少年を撫でたくて撫でたくて仕方なかった。
『でも嫌がりそーや・・・・』
そう思いながらも堕威の手は自然と頭に・・・頭に・・・・
ぽふっ
ナデナデナデナデ・・・・・・
『ふっ・・・ふかふかやぁぁぁぁぁvvv』
京の頭は髪の毛が細いのか軽いのか・・・
凄くふかふかで、堕威はついつい笑顔を漏らしてしまった。
授業中、金髪男の頭をにこにこしながら撫でる赤毛の男。
気色の良いものでは無い。
むしろ、気持ち悪いであろう。
しかし、堕威がそれをしてしまうと場が何故か和んでいる。
授業中の教師もホワーンとしている。
ただ、撫でられてる本人は堕威を凝視していた。
堕威は、幾分かして、初めてその視線に気付く。
「はっ!!おっ俺何してんやろ!?ごめんな!!気分悪ぅせんかった?」
京はそれに答えず、ただ凝視している。
『うわー・・・怒ったんかな・・・・・』
堕威がそうやって脂汗を垂らしていると・・・
「何でそない笑顔で俺の頭撫でれるんや??」
以外にもびっくりしている京が居た
「えっ・・・しっ幸せやから・・・・」
『ちっこい可愛いもんの頭撫でるんって幸せやもん』
京はその返答に丸い目をもっとまん丸にした。
「堕威くん俺の頭撫でたら幸せになるんか!!??」
凄く驚いている様子だ。
「うっ・・・うん、触り心地えぇし・・・」
堕威の方もその剣幕に驚いている。
京はにぱっ!っといきなり笑顔になった。
「幸せになるんやったら堕威くんだけ特別に俺の頭撫でてもええ権利あげるわv」
にこにこと・・・・それは嬉しそうな顔で京にそう言われた堕威は
嬉しかったが、何だか不思議な思いで、言った本人を見た。
きーんこーんかーんこーん
「・・・一時間目の授業はこれで終了します・・・・(涙)」
授業終了のベルと教師の涙声で1時間目は終了した。
続く
あぁ・・・まだ一日目が終わってない・・・
11月04日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る