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マシンガン★リーク
by 六実
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■王家に捧ぐマシンガン4
嶺ケペル。大真メレルカ(私の中では大人の男)との対比を置いておいても「幼くて」びっくりしました。感情過多。「武人とはいかなる時も感情を面に出さないものだ」とベルばらでアンドレがオスカルに言った台詞をまんまかけてやりたくなったんですが!(伝わらない)(実際伝わらなかったよ)(笑)。残念ならがおかっちを通して追えたわけじゃないので、嶺ケペルの感情の流れがつかめなかったのが悔しいのですが、私の中では若くてエリートで自信満々だった戦士が友の行動をきっかけとして惑い悩み崩れていった、という印象です。自滅のケペル(はぁ?)。このひと、この後大丈夫だろうかと思いました。でもそれを超えてこのひとは成長するんだろうなぁと、このひとは最後まできっとラダメスの事を引きずって、ずっと苦しみながら考えていくんだろうなぁ。いつか答えがでるかもしれない、でないかもしれない、でもきっと答えを出すと思う。そんな感じのケペルでした(そしてラダメスの死を表面上はきっちり断ち切った大真メレルカにはある時突然ラダメスの言葉がぐわっとよみがえり、愕然とうちのめされる日が来ると思うの)(むっさんSSするなら余所で)。
そんな感じで私の中では好対照な二人。
谷間の戦闘で「友よ」を歌う二人。遠い目をしながら、どこか不安げな、でもラダメスを信じる気持ちが溢れていた嶺ケペル。対照的にものすごく冷静な眼差しで、谷間の戦闘に逐次目をやる大真メレルカ(ここの視線のやり方がすごいステキだった)(ついでに片足かけたときには「ひぃ!」と思った)(更に背筋をまっすぐ伸ばして凛としている嶺ケペルに対して、少し前かがみに何かを穿つような視線で谷間の戦闘をみやる様と言ったらー!)(落ち着け)。
「そうとも時代は変わった」でラダメスを問い質すケペメレ。ここは本公演よりも「二人で仕掛けている」という感じで面白かったです。ラダメスを責め立てていくケペル、それをやや引いた位置で眺めるメレルカ。ケペルがガーッと向っていくのを「お、やっているな」と見守り、「そらそら、ラダメス。ケペルにそこまで言われているぞ、お前、なんて答えるつもりだ?」と揶揄するように半笑いで、でも時折すっと真顔になるメレルカ。本当は二人ともラダメスに思いっきり詰問したいんだろう、どうして「エチオピア開放」だったのか、これが「平和」というものなのか、自分達の苛立ちや不安をラダメスにぶつけたかった。けれども二人でそれを隠しつつどこかおどけた調子で、ラダメスの「戦士たちの名誉は永遠だ」の言質を取ろうとする二人。それでも若さ故にラダメスを責める気持ちが先立つケペルと、大人故にそれを一歩引いて眺めつつ、実は心の中にケペルと同じくらいの苛立ちや不安を抱えているメレルカ。そういえば稽古場映像を観た時「陽気に笑い踊り〜」の下りはもっと「小学3年生」テイストになると思っていたんですが、「ああーそうきたか」と思いました(伝わりにくい)。
ラダメスを地下牢に追いやる場面。登場の時から、すでにラダメスの事はきっちり線を引いて裏切り者を処刑する為に出てくるメレルカと、動揺しまくりのケペル。恒に揺れ動くケペルの感情、そして時折どうしても揺らいでしまうメレルカの感情。「何故だ!」という言葉どおりの疑問と友を失う悲しさのケペル、「何故だ……」というやるせなさと友を失う悲しさのメレルカ。最後の「二度と人が死に赴くことがないように」の宣言に万感の想いを抑えつつ、手を胸に当ててすっと控えるメレルカ。その後ろでラダメスの死に耐え切れないように、がっと背を向けるケペル、けれどもそこから這い上がり、アムネリス様の言葉に従う決意のように、上を見上げて胸に手を当てるケペル。ここのおかっちの演技が好きなんですが、残念ながらおかっちさん、そこ照明あたってないですからー!(でもそういうところがすごくらしくて好きだ)。舞台としての見せかたとしては、大真くんの方が綺麗にまとまっているんですけれどね、そういう比較もすごく面白かった。
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02月19日(土)
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