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マシンガン★リーク
by 六実
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■びよんどメモその1
で、そのショー「Beyond the Door」はダークなほうのオギー寄りで、客席がんがん盛り上がる系でもなく、ただひたすら息をつめて見るような舞台でした(抜きどころもあったけれどね)。そしてなんとなく予感はしていたけれど、つ・め・こ・み・す・ぎ(笑)。初見の時はほんとぐったりした。
全体は三つで構成されていて。最初が扉を開けるまでの逡巡の物語、二つ目が扉を開けたらショーの始まり(中詰め的な)、そして最後が扉をあけての最初の一歩、新しい世界のはじまりって感じかと。
舞台上には吊り大道具でいろんな形のドア(全部夏希さんがデザインしたそうな)が下がっていて、舞台中央に三段ぐらいの階段の上に開閉式のドアがあって可動式(伝われ)。あとミロワールの鏡の場面みたいに可動式のパーティション的な扉がいくつかあって、これらが効果的にステージングされてたのはおもしろかった。総勢五名だけのステージだったけれど、すごく見ごたえあってね。ステラボールは演劇ホールというよりライブ会場なので、ライティングも素敵だったなぁ。
共演者は女子2男子2の構成。
歌ってよし踊ってよしのキュートなゴム鞠みたいだった田中志乃ちゃん。トークの時も後ろでぴょこぴょこしてた反応具合にちょっとおもしろい子なんじゃないかとにらんでいる(笑)。身体能力がすごかった三井聡君。長身のさわやかイケメンで夏希さんやらほかの共演者をガンガンリフトしてた。 この二人は私は今回が初めましてでした。
でichiこと鳳樹いち君、あの「スーパーほーじゅいちタイム」のいち君ですよ!そのいち君退団後初の舞台。なんでも夏希さんがNYで偶然会って「え?この夏なにしてるの?」で今回参加の運びとなったのだとか。その再会もダンススタジオでレッスン受けていて、最初は気づかなかったのに、ダンス振り付けで教室のこっちから向こうにだーっと踊り流れていくところで「……あれ?」ってなって再会だったんだとか(ほんとにリアルレッスン中だったのね)(笑)
で、こーちゃん。上口耕平君。客家で夏希さんと共演していて、その演劇センスに惚れ込んで以来密かに(でもない)夢中になっております(笑)。うちのサイトのお客さんになら通じると思いますがもうね「ジャンクション(所属事務所名)の大真みらん」なんですよ……いろいろ、察してください(笑)。
また前置き長い!(笑)ざっくりスペックの説明したとこで、やっと最初の扉の話。
一部はダークファンタジーなイメージで、と思っていたらなんかしょっぱなは聞いたことあるJ−POP(MisaのEscapeだそうです)だったよ!(失笑)まあそれはそれでよしとして、なかなか魅せてくれるステージングだったんだけど、初日の夏希さんのレベルがひどくて、歌、初期化されてて……(笑)二日目からはちゃんと戻っていたので、相当テンパってたんだなあと(笑)。
で、私は初日の時、最初に夏希さんがひとさし踊った時に演出家の目をしてるなぁとぼんやり思ったんですね。全体を率いるというより、全体を見ていた。あ、じゃあ夏希さんがどんなものを作ったか楽しもう、と思って見ていたので夏希さん自身のレベルは気にするのを放棄したのですが、周囲の反応は。「お金かかった発表会」と芳しくなかったです。うんまあそれは否定しない(笑)。
まあ私が初見時にはこーちゃんに夢中になっていたからその辺あまり気にならなかったというのもあるんだけどね!(笑)
(まめちしき:前述通り最初はまったく期待していなかったので、全公演観なくてもいいかなー、と思ってたんですが、こーちゃん出ると聞いて全戦参加を決めたらしいよ?(笑))
そのこーちゃんがこの第一部の「扉をあけるまでの物語」の世界にぴったりはまっていたんだよねぇ。扉をあけるまでの逡巡とか内面の葛藤とか、そういうものを描き出そうとして、自然とダークな雰囲気になるんだけど、その中でこーちゃんが他の共演者よりクローズアップされているというか、完全に夏希さんの対比として扱われていてすごく見ごたえあってね。もう開始10分ぐらいで「なんて俺得!!!!!」て震えが止まらなかったよ(笑)。
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09月27日(金)
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