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マシンガン★リーク
by 六実
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■スミレの花の咲くころに
多分、あのひと、ちゃんと女優になれると思う、なぜなら女優である前に「役者」だから(あいたたたた)。
そのとき、タカラヅカで培ってきた緻密な計算をする芝居づくりがどこまで通用するのかな?と思っているフシもあります。でも、DVDの特典映像(パティシエ挑戦※)で言っていた「これからは役に近づきたい」と言っていたところに、ナツキさん的にも演じるという事に変化が現れたのかなあと
まったくもって痛い話ばかりしていますが、少なくともこれからの「役者・ミズナツキ」が楽しみになってきました。もっといろんなナツキさんを見てみたい、汚れ役でも濡れ場でもいい(!)そんな欲がでてきました。
※パティシエに挑戦:よんまんななせんえんのDVD-BOXについているおまけ映像。30分かけてナツキさんがモンサンクレールでスイーツを作り競演者のませいに試食をさせます(爆笑)。
[ナツキノート:Run]
さて、今回の舞台には毎回ミニライブがついてました。予想外に4曲ものボリュームで、その中に唯一の宝塚時代の曲「Run」がありました。初日にあの前奏が流れた瞬間には「ひゃああああ」となったわぁ……(遠くを見つめつつ)。
「Run」は発売当時、聞いていてしんどい曲でした。
文字通り、あの頃命を削っていたナツキさん。毎日毎日日付が変わるまで稽古して、休みなしですべてを捧げていたナツキさん。そのナツキさんが尚も言う「走り続けよう」は、正直痛々しかったのです。どこまで走るのだろうこのひとは……。またRunの曲調?歌い方?がどこか不穏というか。本人もメイキングで言ってましたが「がんばるって歌詞をがんばらないで歌う」という歌い方が、非常に聞いていて苦しかったのです。がんばる歌詞をがんばらないで歌うナツキさんはちょうがんばっているのに……
奇しくも「Run」発売後に、ユミコ氏の退団発表がされました。誰にとってもしんどかったあの時期、がんばる歌詞をがんばらないで歌うちょうがんばってるナツキさんが、自棄というか自暴自棄にすら見えてきた。……そんな風に痛かったのを覚えています。
ですが、今回のミニライブでそれはそれは楽しそうにイキイキと歌い踊る「Run」にぜんぜんそんな事は感じませんでした。「がむしゃらに正直に走り続けよう」は言葉の通りにすとんと私の中におちてきました。そして舞台でもあの「天井からマイク」が降りてきて爆笑。新しいナツキさんのスタートソング、背負っていたものを脱ぎ捨て、この身一つで走り出した旅立ちの曲、そう思えました。
おそらく発売当時の印象は私が勝手に組み立てたものなんですよね……(言葉が過ぎていたらすみません)。PVの印象やら当時の思い入れから勝手に。もしかしたら、当時、同じようにこの曲を生で聞くことがあったらその印象も払拭されたのかもしれません。まったくもって私の思いこみにはすぎないのですが、それでも今、こうやって私の中で「Run」という曲が救われたなぁと思ったのです。ただ単純にかっこよかったです。
ガイズの曲だけで構成されるのかと思っていたミニライブに「Run」があったこと、私はそれが退団の時にできなかったコンサートの代わりなのかな、と思いました。
奇しくもナツキさんの衣装は白。
そして当時言っていた「退団イベントに組子を選んで出してしまうと、その組子が特別な存在になってしまう、みんなに平等でいたい(@ソルフェ東京お茶会)」というナツキさんの想いも思い出しました。
ああ、だから代わりにガイズを選んだのか、なんて(笑)。
そんなこんなで「スミレ刑事」ほんとに充実していました。
一言で言うと「かわいかったなぁ!」です(まとめすぎだがだいたいあってる!)(笑)
以上、ナツキノート2題でした。
ごらんの通り、相変わらずのナツキ担ぶりです(恥ずかしいほどに)。スミレ〜を観る前は、タカラヅカとナツキさんの比重がよくわからなくなっていたんですね(タカラヅカも好き、ナツキさんも好き、それが一緒でないなんてなんて効率悪いの!と逆ギレ)(笑)。でもはっきり答えがでたような気がします。やっぱりナツキさんの存在が私には大きかったです。
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05月07日(土)
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