ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
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■R
・だから私はあの場面では泣けなかったんですよね。あれは水夏希(今回退団する雪組トップです)じゃなくて、私にとってはあくまでも「ロジェ」なんだと、千秋楽までずっと頑なに思っていました。

・いや、あの場面が普通は泣く場面なんだとはわかっていますが!でも私は泣けなかったんですよね。だって、あれは「ロジェ」でミズナツキではないものなぁ……そこが私がガチ担であってもマジ担になれないところなのかな、と思ったり。あるいはファン歴が浅いから、そういう投影をしないのかなあと思ったり。

・でも、ロジェという役は実にミズナツキさん的だなぁと思っているのです。上手く言えないんですが、ものすごくミズナツキさんが滲んでいる役だなぁと。

・例えば、っていつも比較に出してしまってアレなんですがネロの時は、ネロの生き様にそのまま雪組トップのミズナツキの生き様が投影されていたような。ミズナツキとネロが表と裏みたいな。でも今回は、ロジェの生き様はミズナツキとは重ならないなぁと。その代わりに、ロジェのたたずまいと言うか、ちょっとしたしぐさが、すごくミズナツキ的。もちろんそのまんまミズナツキさんが素を出している訳じゃないんだけど、確かに、ミズナツキが演じている(というか中に生きている)ロジェだな、と思えるのです。

・それで思い出したのが茶会での、「境界線」の話。「自分」と「役」ロジェはリアルな感情を要求されるから、「自分」の方にいながら「役」近づけるのが難しい、って話。でも、ナツキさんはこれを実現できているんじゃないかな、と。だから、ロジェの中にミズナツキ的なものが垣間見える。ロジェ=ミズナツキに見えてくる。

・ネロでは「境界線」の向こうに行った。けれどもロジェでは、「境界線」のこちらにいながら、舞台に立っているのかな、と。

・実に自然体だなぁと思うのです、今のミズナツキさんの舞台でのあり方が。それは最後だから、できること。最後にしかできない最後の挑戦、かな。

・そう思うと、最後の場面で「これはロジェだから!」と頑なになっていたのも違うのかな、と。ロジェとかミズナツキとかじゃなくて、そこはもう一体なのだから、ただ、感情にまかせればいいのかな、と。そんな事を千秋楽に思いました。そしてそんな瞬間を見られた事に、そこまでたどり着いたミズナツキさんを見られた事に、ようやく泣いてしまったのです。

・そういうミズナツキが観られたことも、またあの場面の「誕生」なんだと思っています。初見の感想で思った「新しいミズナツキに出会えた」はやっぱり間違っていなくて、そうやって「ロジェ=ミズナツキ」が生まれた「誕生」でもあったのだと思います。



 「退団」は「誕生」なのだな、そんな事をずっと感じ続けた、この1ヶ月でした。








 えーっと、これは観劇感想なのかしら?
 引き続きショーとサヨナラショーの話をしようと思ったのですが、タイムリミット!
 続きはまた後で、ってまだ語るの?(語らせて)

07月29日(木)
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