ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
[828263hit]
■またひらいて
・もっと言うと壮一帆子さんのジャッキーには「男役が女役をやっている」っていう戸惑いとか恥じらいとかが全く感じられなかったんですよ。なんかもう「壮一帆さんがジャッキーをやっている」それ以上でも以下でもなくて、そこに「壮一帆さんが男役」とか「ジャッキーが女」とか、そういうものを全く超越しちゃってたんですよ。「壮一帆のジャッキーですがそれが何か」なイキオイで。わかりにくくてすみません。一番的確なのはえみさんがゆってた「東宝ミュージカルの人みたいだった」かなぁ。当たり前に女が女を演じている、タカラヅカで敢えてジャッキーを男役に振った意味も意義もなくて、当たり前に壮一帆という役者がジャッキーという役を演じている、と(それはそれですごい事なのですが)。
・という訳で、壮一帆さんのジャッキーの第一印象(というかトップに上るわソングで男役を足蹴にしているところで浮かんだの)が「ゴッド姉ちゃん」です(笑)。女役がちゃんと出来ているのに、女っけがない人に見えるんですよ。女っけがないけど、でもオカマには見えない、ちゃんと女に見える。ミーマイがはじまる前にマドガワさんに「美人ではあるけれど美女ではない」って口走ったんですが、それがまんまと当たっていたなぁと。きれいだったし、かわいかったんだけど、ね。ごめんなさい、完全なるエキシビジョンでした。
・それで壮一帆さんのジョン卿はどうだったかと言うと、これも私はみわっちジョン卿に軍配をあげてしまうのです。っていうかみわっちのジョン卿の方が正解だと思いました……でも、壮一帆さんのジョン卿は壮マト抜きにしてもすごく面白かったんですが!が!
・その面白いは、興味深いでありリアルに笑う面白いでもあります(笑)。だって、犬に追いかけられて登場した時、明らかにみわっちさんのジョン卿と違う笑いが起きてたよ……っ!すごい、アレだけであの人笑いを取った……っ!
っていうか多分、壮一帆さんは動きがちょっとおかしいんだよね。最後の最後でドツボにハマったのが、パレードのランベスウオークで、皆で小走りするところあるじゃないですか、あの動きがなんか、異様に、おかしいんですよ壮一帆さんは!一幕終幕のランベスはそのくだりはまともにやってなかったから、気付かなかった!で、その一幕終幕のランベスも、両脇挟まれて前に出てきて、いきなりはじける辺りが、もう何度も言っているけれど助走ナシに一気にテンション上げる壮一帆さんの宴会芸です。ナベアツの「3」に当たると思ってください(わかりません)。いやあ、思い出すだけでにやにやします。
・それじゃあ興味深いの方の面白いは、と言いますと、真っ先に思い出すのが、最初にビルを見た時の反応なのですが、みわジョンが示す戸惑いが「クラスの違いゆえ」だったのに対して、壮ジョンは明らかに「生理的嫌悪」だったんですよね(爆笑)。「この男、ないわー」って顔してた。そりゃ酒でも入らなきゃ絡まんわなぁ(笑)。多分、壮ジョンは最後までビルには何の感情も抱いていなかったような。
・そんな壮ジョンがサリーには肩入れした訳で。うん、壮ジョンは「肩入れ」って感じがしました。みわジョンは普通に一種の愛情とか同情みたいなものでサリーのために行動を起こしたと思うのですが、なんというか壮ジョンのサリーへのそれは「義侠心」に近いような。
・これがどこまで伝わっているか不明なのですが、やっぱり壮一帆さんにはタカラヅカの男役に必要な「ラブ」が欠けていると思うんですよね。前に「壮一帆さんで娘役とラブラブしてた作品が思いつかない」と書いたのですが、それってやっぱり壮一帆さんに「ラブ」が欠けているからなんじゃないかと。けれども彼には「義」があるんですよね。もっと言うと仁義礼智忠信孝悌があると言うか。この中で敢えて言うなら「仁」が愛に近いんですが、でも「仁:思いやり、慈しみ」だし……つまり壮一帆さんの身体に流れる血は「武士」なんだと思います。
・最後の大団円で、サリーを満面の笑みで見つめる壮ジョンがやったら印象的でした。でもそこにはやっぱり「愛」というより「義」な気がしたのです。
[5]続きを読む
07月28日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る