ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
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■まさしく自腹をきる
「ごめん、こんな形でなんて。本来ならちゃんと手続きを踏んでしかるべき場所でしかるべき時があると思う。でも今僕が言ったのは、なりゆきじゃない。つい、でもうっかりでもなく、君と結婚したいと……」
 しどろもどろにエドワードが言葉をつづる。きっとエドワード自身も驚いているのだろう、まじめな彼のことだもの、プロポーズには最高の場所と時間で、薔薇の花束を添えるつもりで。私だってプロポーズはそういうものだと思っていた。でも今、目の前の彼はあまりにも真摯でまっすぐで。彼らしくなく頬を紅潮させているのがなんだかとても愛らしくて、何よりそう彼に言われた事がうれしくて……ヘンリーに言われた通り。やっぱりまじめなひとが、まじめな彼がとても好きだと思った。
「返事は急がない。いやむしろやっぱり、こういう話は日を改めて……」
「お受けします」
「うんそうだそれがいい。こういうことはきちんとしなくちゃいけないから」
「プロポーズ、お受けしますわ、エドワード」
「……って……ラレイン」
「わたしも、ずっとそうなったらいいな、て」
「ラレイン」
 私の手を握ったままのエドワードの手の上に、私の手を重ねた。
「……また、ヘンリーに妬かれるかな?」
 キスの後にエドワードが言った。
「妬かせてやりましょう?ヘンリーにもレイモンドにも」
 くすりと彼が笑った。
「そうだね」
「ずっと、いつまでも」
「……もちろん」
 そしてまたキスをした。
 ごめんなさいね、ヘンリー。
 わたしは心の中でつぶやいた。
 もう「弟の話ばかり」はしないわ。これから二人で、二人の明るい未来の話ばかりを、するのだから。


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 わかりやすくゆなひこ君ちのチョコレート工場に触発されました。だって、私の金平糖釜に砂糖いれるんだもん!(責任転嫁)。……オンでもオフでも、ゆなひこ君とはよくSS合戦をやっているんですが(笑)、この間「まるで俺らの行動は雪合戦ならぬ金平糖合戦だよな!(雪玉の変わりに金平糖を投げあう郷土の遊びです)(当たるとちょっと痛い)(そしてなんかべたべたする)」と言ったら「や、俺らMだからむしろその痛いのを喜んでいるんじゃね?」と返されました……そんな日常です(えー)。

02月08日(木)
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