ID:26167
マシンガン★リーク
by 六実
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■『あなたが落としたのはこの銀のマイクですか銅のマイクですか?いえこの金のマイクは僕の私物です』
「馬鹿……」
堪えきれないように、オスカルが泣き出した。しゃくりあげるように、泣き出した。怒っているのか泣いているのかわからないような声で泣き出した。
「馬鹿やろう……」
何度も何度も俺の胸を叩いていた抗議はやんでも、言葉での抗議はやめなかった。俺はそれを黙って受け止めていた。
「……」
言葉にならない声で、抗議をしながら、泣いている。
本当はこれは全て俺のエゴかもしれない。オスカルの涙を受け止めるふりをして、オスカルがフェルゼンの為に泣くのを許したくないのだ。お前自身がそれを許さないのではなく、俺がそれを許していないのだ。本当はそうやってお前を苦しめているのは、俺自身なのかもしれない。
だから、お前はここで泣いてしまえ。俺はお前が泣き止むまで、いや泣き止まなくてもここいいるのだから。
ようやく落ち着いたのか、泣き腫らした目で俺をオスカルが睨んだ。泣いた事を恥じるのではなく、それすらも俺のせいにするようにきっと睨みつけた。
「お前だって」
「え?」
「お前だって泣き虫だったじゃないか」
「は?」
「初めて私と会った時、私に剣の稽古をつけられて泣いていた」
「あ」
「私がお前の焼き菓子をこっそり食べてしまった時に泣いていた」
「いや、だってあれは」
「庭の池に滑って落ちて泣いていた」
「だから、その」
「ばあやに怒られていつも泣いていた」
「……」
「お前だって、お前だって……」
俺はなんだかおかしくなってきてしまった。むきになって泣いていた俺を思い出しては並べ立てている。そうだな、俺がお前の涙を知っているように、お前は俺の涙を知っている。それが、なんだかおかしくて、そして……。
「それに……アンドレ?」
「え?」
オスカルの指が俺の頬に触れる。その指先と頬の間に、涙があった。その涙はなんと呼べばいいのだろうか。
「ほら、お前だって、泣き虫だ」
そして泣き虫がふたり、顔を見合わせて笑った。
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(いきなりSS始めんといてください!)(だってここはナパームスクエア)(それをジェラシーと呼ぼう)(どうやら流行らせたいらしい)
「泣き虫オスカル」……涼さんのオスカルを見ていたらそんな単語が浮かんでしまいそこからだらっと漏れました。なんというかアンドレの前では子供みたいというか。これだけいちゃついていてもオスカルはアンドレに対して幼馴染以上の感情を持っていないんだ!アンドレもとりあえず自分の恋心をうっちゃってオスカルを慰めたいだけなんだ!うわ、萌えるよね!萌えるよね!(お前だけだ)……そんな感じを表現したかったのですが、多分きっと失敗(うなだれ)。
観劇前にしぃすずかすずしぃなのかと言っていましたが、満場一致でしぃすずです。前述の新婚バカップル変換でもいけますが(するなよ)、実は801変換でもいけます(ええ?)。身分と財力に見合うだけの実力を陰ながらの努力で身に付けている涼さんと、そんな努力の涼さんを天然な天才肌でしのいでしまう立樹さんという図式です。涼さんが抱くのは、強い憧れと嫉妬。それは同じ強さで涼さんを苛む。それをジェラシーと呼ぼう(しつこい)。
実は誰ともかけざんはし難い(しぃちぐは別格)と思っていたしぃちゃんが俄然、ナパームスクエアの射程圏に入ってきました。もう、太陽はひとりぼっちじゃない(詳しくは立樹DSの時の感想を読んでください)(伝わりにくい)。
なんだかすごいしゃかりきになってすみません。しかもするべき事は他にあるような……(公私共々)(素)。
伝書鳩が滞っていてすみません。かけざんメルマガも忘れてません。でも今はとりあえずソウルオブベルばらで踊らせて下さい。
10月06日(木)
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