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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「智族GQ」6月号・1(更新)●「擺渡人」情報
「太平輪・下」の本格的宣伝が始まる前に(始動が遅いですね)
今頃ですが、中国版「GQ」の訳をやっておきます。
今回も東京での撮影とインタビューです。
金城武:どうすべきなのかわからない
本誌3回目の金城武表紙登場である。
42歳の金城武が、仕事以外で人々の前に自身をさらしたのは既に昨年の夏のことだ。
取材を受けるとき、彼が一番多く口にする言葉は「わかりません」である。
この答えは時に責任逃れのように響くこともあるが、
たいていは本当に困ってしまっているように見受けられる。
この、人を迷わすスターの偽りのない切羽詰った心の内なのである。
東京駅から福生市までは車で1時間かかる。
日本で3番目に小さい市であり、知っている人は決して多くない。
我々はこの町を約束の人に会うため走っていた。
2015年2月4日、我々は福生市で金城武を待った。
スタジオは、アメリカ軍人の住居を改造したものだった。
冬の淡い青空が道路沿いの旧家の屋根の上に広がっている。
部屋のここかしこには数十年前の古い道具が詰め込まれていた。
書棚の古雑誌、食器棚には賞味期限がずっと前に切れた菓子、
それにブーンと唸る旧式の冷蔵庫。
外の淡い日光とこの昔の民家の雰囲気に合わせるかのように、
主役の登場もまた泰然自若としたものだった。
金城武はリラックスしていた。
このネット上で今も繰り返し名前の出るアイドルスターは、
実際には椅子に掛かったスポーツシャツをさっと引っかけて、朝刊を取りに降りてきた家の主人のようだ。
人を少しも緊張させないほど、自然だった。
2度目に化粧室から出てきたとき、金城武は部屋に入ると靴を脱ぎ、
我々という初対面の者たちと役柄や映画、そして自分の最近の生活について語り始めた。
映画と、時たまある公開の場面への登場以外、彼はここ数年ずっと引っ込んで表に出ず、
自分の生活を送っている。
取材を受けて残すのはわずかな言葉ばかりで、それが何度も転載され、
人はそこからその生活のいくばくかを知る。
私たち業界の人間も含め、ほとんどの者は映画の役柄のみを通して
彼の内面の世界を揣摩臆測するのである。
しかし、おわかりだろうが、役を通じて俳優を観察するのは正確さに欠けるやり方だ。
だが、役の人物でないときの金城武とは一体誰なのだ?
いつも引きこもっている男性に対して、この疑問は炎の向こう側にある秘密と同様、
解答を得るのは難しい――長年その魅力でファンに追い回され続けてきた金城武だが、
いつも耐え難い沈黙で彼らの追撃に応えるのである。
人々の目の前に現れ始めた最初から、彼はもうアイドルスターとみなされてきた。
多くの女性が思う一番かっこいい男性であり、
今なお、アジアの男の容貌について何か書かれるときは決まって例に挙げられる。
金城武が好きだという話になると、みな濃密なホルモンを発散するのである。
であるから、我々はもちろん、
「美貌であることは困惑の種になるか」という疑問をぶつけたのである。(続く)
もういい加減、顔のことなんか聞かなくていいと思うんですけどね。
ここから始まるから、話がいつも深いところまで進まない。
長いので少しずつ。
20:30更新
「追捕」とか、ウォン・カーウァイ製作の「擺渡人」とか、さらに他の作品とか、
出演作が目白押しか! という情報が飛び交っています。
そのうち1つぐらいは実現するかもしれません。
いずれも撮影開始はこの夏秋なので、真相はまもなくわかるでしょう。
さて、続きを少しでも。
(続き)
外見によって最初の成功を収めることができた、
人を引き付ける容貌の俳優の多くは、こう気になり始める。
「この映画には、ひょっとして見かけの良い登場人物が1人必要だっただけなんじゃないか?」
金城武は、「若いとき」はそういうことが嫌だった、
でも今の自分は理解できるようになったし、受け入れられるようになった、と言う。
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06月29日(月)
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