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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■玉郎電視1994年
留衣さんから預かったもう1冊の記事。
こちらは香港の雑誌です。


金城武、チベット密教を篤く信じる

金城武は20歳を出たばかりの若いアイドルスターだが、仏教に深く帰依している。
もちろん、仏教信者は芸能界で珍しくはない。
レオン・ライ、チンミー・ヤウは観音菩薩を信奉しているし、
例はいくらでも挙げることができるが、
金城武が帰依しているのはチベット密教なのだ。

外国人はチベット密教に関心が高い。
たとえばキアヌ・リーブスはチベットの宗教的リーダー、ダライ・ラマの門徒であり、
最近はシャロン・ストーンも入信した。
彼らは金城武の同門の弟子仲間と言うことができる。
金城武は、もし可能なら、一度チベットを訪れて、
この密教の聖地を見てみたいと気持ちを打ち明けた。

彼は仏教には縁があるようだ。
小さい頃から仏様に興味を持ち始め、仏像の表情を見るととても穏やかで、
自分まで心静かになるように感じていた。
成長すると、教典を読めるようになり、仏教への関心が高まった。
数年前、密教を信じる友人達と出会ったことから、チベット密教を信奉するようになった。

「なぜかはわからないけれど、教えを信じるようになってから、
自分も少し優しくなったような気がします。
物事に対してあまり執着しなくなり、変わったなと。
若いのにあまり悟ってしまうのはよくないと言う人もいますけれど、
でも、いろんなことにあまり執着心を持たず、どちらかというと淡白に、
楽しく日を送れる方が自分はいいと思うんです」

だが、芸能界は名利の世界であり、名利を追い求めない者はいない。
もしも、あらゆることに淡白になってしまったら、
どうやって闘志をかき立てられるだろう? この世界でどうやってやっていけるだろう?

彼は言う。
悟るというのは、名利を大したものではないと考え、わざわざ追い求めないということだと。
もし、名利を重視しすぎると、ちょっとした浮き沈みに心はすぐに乱されて、
心身に影響が出る。
甚だしきは、一度つまずいたら起き上がれず、自信をなくして、苦しむことになると。
それゆえ、名利に淡白でいるのはいいことだと考えているのである。
世の中は移ろうものであり、未来を見通せる者は誰もいない。
確かなことは何もない。
だが、仕事に対してはこれからも熱心に誠意を持って、こだわっていくつもりだ。

「悟りは消極的ということではなく、人生に積極的に対するということなんです。
なぜなら、名利の他にも、とても大事で有意義なことはあるからです」

そうではあっても、今の金城武は食べるために片時も休まず、一生懸命稼がねばならない。
一家の支出を彼が担っているからである。
家族に仮住まいでない、自分の家を買ってあげるために、武は努力して働かねばならない。
たとえ「名」のためではないとしても「利」のために。

チャーリー・ヤンが最近ニッキー・ウーと海洋公園でデートしているのを目撃され、
非常に親密そうな様子であったことから、2人は恋愛中だとの説が世間を騒がせている。
2人の恋愛説があまりに強力なので、
以前チャーリー・ヤンとの噂を立てられたことのある金城武でさえ、
その疑いをきれいさっぱり洗い流し、お相手仲間の1人にあげられずに済むようになった。

「前から言っていたんですよ、チャーリーを追いかけてなんかないって。
だって、芸能界の人との恋愛には興味がないですから。
ものすごく面倒なことが多いし、特に、いつもマスコミの記者に、
心のことでいろいろ質問されるのは、ものすごく煩わしいことですから」

芸能人が恋愛中にあれこれ聞かれることは、決して煩わしいこととは言えない。
逆に、幸せな心境にいるので、その喜びを人にも伝えたくなるのである。
一番まずいのは、不幸にしてその後別れたときであり、これは悲惨だ。
一日中、人に破局の原因を聞かれ続け、本当に辛いことになるからだ。
破局しただけで既に十分辛く、口にしたくもない、
すぐにでも忘れてしまいたいことなのに。

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03月21日(月)
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