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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■電子TV周刊1994●アルマーニ春夏@香港新聞●これは何? 2
一昨日、さわやかな姿を見せてくれた金城さん。
台湾在住のMihikaさんによると、台湾のテレビでこれが流れたようです。
相変わらず予断を許さない毎日ですが、危機感を持ちつつも、
気持ちはできるだけいつも通りに、いろんなものに触れてリフレッシュしていきたいと思います。
先日、留衣さんから訳を頼まれてお預かりした2冊の古い雑誌にある武記事、
大したことが書いてあるわけではないのですが、
何となく微笑ましく、また、当時の様子も少しわかって楽しいので、
みなさんにも紹介してあげてくださいとのことで、
まず、1本、アップします。
カバーストーリー
優しい歌声が長いこと聞こえてこない
金城武
タケシ――金城武は16歳のとき、所属事務所によって、
林子洋の「至少還有我在乎」のMTVに「送り込まれ」、主役を務めた。
「スカウト」され、スタートなる以前の彼は、
用がなければ家で日本の雑誌やビデオを見て過ごす男の子で、
なんら特別なところはなかった。
人々の注目を集める小天王となってから、生活は確かに大きく変わったが、
物静かで、気まま、ブルーになりやすい性格は今も変わらない。
「タケシはタケシなのだ」
彼は典型的天秤座の美少年で、天秤座の、
何でもハカリにかけて考える特質が極端に表れている。
例えば、食事をとるのに、「何を食べたらいいかな」と考え続け、
脳内には100以上の食べ物がフラッシュバックし、結局決められない。
「日台ハーフ」であることから、言語によるコミュニケーション面では
「人と違う」状況にある。
今は北京語を前よりすらすら喋れるようになったとはいえ、
やはりしょっちゅう人を「訳が分からない」状態にさせる
(彼のジョークを理解するなんて問題外だ)
その「解決」方法は、すなわち、彼と日本語で話すか、台湾語で翻訳してあげることだ。
知音求め難しと言われるが、金城武には2人、そうした「真の友」がいる。
1人は彼をわが子のように思い、音楽の道を開いてくれた陳昇(ボビー・チェン)。
もう1人が、映画「恋する惑星」の監督ウォン・カーウァイである。
彼ら3人はTONE(気風)がぴったりで、スタイルも同じ、
互いに何を言いたいのか完璧に理解できるということだ。
その理解あって、金城武が「恋する惑星」で演じた若い刑事は、
映画を見たチャウ・シンチーに、
「ウォン・カーウァイは金城武に『命』を吹き込んだ」と賞賛され、
自分の作品に起用しようという気を起こさせたのである。
「報告班長V」が台湾で好成績をあげたのと同様、
「恋する惑星」も香港の同時期の映画の中でトップの成績をあげた。
「恋する惑星」プレミアのとき、まな息子を励ますため、
ずっと日本で仕事をしていた金城武の父親は、
妻にわざわざ電話をかけてきてこう言った
――香港で落ち合おう! 一緒に武のために盛り上げてやろうじゃないか。
映画が連続して好成績を収めたことから、
続いて香港で公開される新作「香港犯罪ファイル」も注目を集めている。
「ワンダーガールズ2」で共演したアニタ・ムイ、マギー・チャン、ミシェール・ヨーの後、
「恋する惑星」のブリジット・リン、「香港犯罪ファイル」のアニタ・ユン、
そしてこれから公開の「狂乱情迷」(すごいタイトルだけど、「人魚伝説」だと思う)の
クリスティ・チョンに至るまで、
金城武は多くのベテラン、新進の美女たちとの経験を重ねてきたと言ってよい。
確かに非常に羨むべき状況である。
しかし、彼は虚心を忘れず勉強を続け、新たな挑戦をどんどんすることで、
力をつけていこうとしている。
例えば、「香港犯罪ファイル」で精神科医を演じるため、
彼は本物の精神科医を訪ね、
仕草を観察し、心境を推測し、文字通り、医者を見に行ったのである。
(中国語では「医者を見る」という言葉が「医者に診てもらう」意)
サモ・ハン・キンポー、アンドリュー・ラウ、呉思遠、朱延平など、
多くの監督に気に入られ、既に出演契約はいっぱいだ。
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03月19日(土)
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