ID:23473
武ニュースDiary
by あさかぜ
[6278341hit]
■金城武ミニストーリー@
昨日のお誕生日のみなさんのメッセージを拝見すると、
いろんな方がいろんな出会いをしているのに、ちょっと感動しました。
思わず笑ってしまうユーモラスなお話もあり、優しい気持ちになれる気がします。
みなさん、ありがとうございました。
さて、ネタバレDiaryの「投名状」コメンタリーは果てしなく続きますので、
ちょっと別のことも。
KIMIKOさんが教えてくださったm(_ _)mブログ主さんは、金城武とフーロンで一緒だった人のようで、
当時の武との思い出を、今のところ4回、書いています。
生活感があって、なかなか貴重な話です。
(1)金城武が描いた漫画
大スターの金城武はデビューしたばかりのころ、
いつも事務所で大人しく仕事が来るのを待っていた。
ぼくはその頃「フーロン放送」番組部に勤めていた。
金城武はいつもぼくの席の前に座って、マンガを描いたりして、
仕事を待つ時間を潰していた。
ある日、ぼくが台本を書いていると、彼は、ぼくにマンガを描いてあげると言った……
(ほんとに女が欲しいんだ)
*絵は本家で見て下さい。
そして、こんな絵を描いてぼくにくれた(右下の隅にサインがある)。
「セリフは君の心の声だな」とぼくは言った。
当時、金城武はもう個人アルバムを出していたが、仕事はほとんどなかった。
テレビ局から仕事が入れば自分で駆けつけなければならず、
事務所は広報の人間を一緒につけてくれることはなかったから、
ぼくはこの新人のことを、実に気の毒だと思ってみていた。
そういうとき、彼はいつもぼくに車を貸してくれと頼んだ。
ぼくがその頃乗っていたのはプジョー205のマニュアル車で、
彼に車を貸してくれと頼まれるたび、本当は全然気が進まなかったのだ。
なぜかというと、フーロンのあたりは本当に車が停めにくくて、
出勤のたびに、駐車場所を見つけるのが一苦労だったからだ。
(ときには路地に停めたりしたが、駐車料は浮いた)
ある日、彼がまた車を借りたいと言ってきた。
「なぜ?」
「テレビ局の仕事があって急がなくちゃいけないんです」
「だめだ、今やっとちゃんと駐車したところなんだから……」とぼくは答えた。
すると金城武は、あらゆる方法で甘えながらぼくに頼みこんだ。
「戻ったらちゃんと駐車するから……すごく気をつけて運転するから……お願い!」
という具合だ。
いつもこうやって、ぼくを断れない気持ちにさせてしまうのだ。
「わかったよ! 帰ってきたら必ずきちんと駐車するんだぞ」
そして、キーを渡してやった。
その後、会社からぼくに彼に車を貸すなとお達しがあった。
彼が不必要な面倒を起こすのを心配したのだ。
1994年、金城武は「温柔超人」を出したばかりのとき、
売上をとても気にしていて、ずっとふさいでいた。
会社の女性の同僚Mのおじさんは密宗の林雲大師で、
その頃ちょうど帰国し、大晦日に幸福を祈る法会を行うことになった。
そこで、Mはぼくと金城武を連れて参加することにした……
(2)林大師灌頂記
大晦日の夜、家族と年越しの食事をすませると、ぼくは車でMと金城武を迎えに行き、
一緒に林雲大師の修行所に向かった。
林雲大師の修行所はそのとき、長安東路にあるビルの最上階にあった。
ぼくらがエレベーターに乗る頃には修行所は人で埋め尽くされていた。
みんな大師の名を慕ってこの活動に馳せ参じたのだ。
Mはとても熱心にぼくらをおじさんに紹介した。
やがて儀式が始まった。大師は人々の幸せを祈願し、
それからいよいよメインイベントだ……
みな一列に並んで1人ずつ林雲大師に灌頂(かんじょう)加持をしてもらうのだ。
Mはぼくらに、今日の活動に参加した人は、みな紅包を包んで気持ちを示すのだと話した。
ぼくらは2人ともよくやり方を知らなかったので、用意してきていなかったし、
いくら包めばいいかもわからない。
でも、Mが「大丈夫、気持だけでいいから」と言うので、
ぼくと金城武はしばらく相談したあげく、ぼくは紅包に200元包み、
[5]続きを読む
10月12日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る