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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■金城武をセールスする@
あの……このところ、仕事で頭と時間がずっと占められていて、
かろうじて息抜きに金城映画や金城ニュースで生きているといった状態です。
多方面に渡る情報は、とても追い切れず、他のファンサイトさんにおんぶに抱っこ。
(新作の情報はとんとありませんが、動いていることは確かだと思います)

というわけで、ろくろく更新できないのを逆利用して、
以前アップしていた文章で、今は姿を消しているものを、少しずつ、
こちらに載せていきます。
別に場所を作ろうとしていたのですが、なかなか進まないので。
新しくファンになった方もいらっしゃるので、ちょっと古いものになりますが、
よろしかったら、ご覧ください。
時が経った今だから興味深い部分もあると思います。

まず、2001年の台湾の雑誌「数位時代」の特集になった金城武、
その中で一番興味深かった記事です。長いので分けます。


「金城武」をセールスする@
「数位時代」誌(台湾)2001年3月号より
(原文は、http://www.bnext.com.tw/LocalityView_5509 参照)

バイクとバスケットを愛する平凡な少年が、ほんの軽い気持ちでオーディションを受けたことから、
金城武のアジアに向けた売り出しプロジェクトは始まった。
プロダクションの的確なプロモーション、広告会社の細心のイメージ設計は、
ファースト・アルバム「分手的夜裡」による急速な知名度アップ以降、
映画「報告班長」でのはみだし兵隊役、「天使の涙」のエキセントリックな青年、
あるいは「不夜城」の冷酷な殺し屋、さらにはエリクソンR380広告のスマートなワルに至るまで、
千変万化の金城武のファンタスティックな芸能世界を着々と構築しつつある……

10年前、17歳の金城武はどこにでもいる普通の高校2年生だった。
成績も普通、特に弁が立つわけでもなく、素行も人並み。
バスケット・コートに行ってはスリー・オン・スリー・ゲームを楽しみ、
心惹かれる女生徒とほのかな思いを語り合い、将来についてはほとんど何も考えていなかった。
街を飛ばすためのバイクの金ほしさに、金城武は芸能プロダクションと契約を結んだ。
単純な動機のこの行為が、彼の一生を大きく変え、
のちにアジアの芸能界をも揺り動かすことになったのである。

10年後、台湾出身の金城武は、すでに香港、韓国、日本、そして中国の各国で人気を獲得し、
アジアの新しいスターとなっていた。

映画は常にヒット

彼の主演映画は、コメディからヤクザもの、ラブストーリーに至るまで、常に興収はトップ、
CMキャラクターをつとめる携帯電話は発売後3日で品切れとなり、
広告会社は消費者が買いに行っても手に入らないという事態を避けるため、
急遽CMの放映を中止した。
世界的にヒットしたディズニー・アニメーション「ターザン」の中国語、広東語、日本語版は、
金城武が1人で吹き替えを担当したが、これはディズニー始まって以来の事である。

そして今、さらに多くの機会が金城武を待っている。
インターネットあり、有線テレビあり、ゲームあり、
ハリウッドの一流映画会社の投資を獲得するチャンスもその中にはある。
アメリカのワーナーブラザーズ社は、目下、中国語映画の製作を企画中だが、
「金城武の実力と人気を考えると、彼が出演者の第一候補と言ってもよい」と、
同社のアジア地区業務開発主席副総裁、艾秋興は明言する。

テレビから映画まで、CDからCMまで、台北から東京まで、金城武の赴かぬところなく、
まさに驚異的速度で金城武現象がアジアにわきおこっている。
その動員力の秘密は? セールスポイントは? 
そして様々な金城武関連「商品」は、そのセールスポイントを
どのような形で消費者にアピールしているのだろう?

「金城武がいくつもの非常に複雑な要素を備えている。
いろいろな所で適応できるのはそのためだ」と話すのは、
20年以上出版界にいて、流行文化の動向を観察してきたPCホーム理事長、燕G志だ。

5か国語で各国をめぐる

今年27歳の金城武は台湾生まれの台湾育ち、父親は日本人、母親は台湾人。

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03月06日(金)
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