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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■「中国銀幕」
「中国銀幕」6月号から、金城武へのインタビューの部分です。
ハンサムな孔明には自ずとその良さがある
金城武版諸葛亮は、「最」という文字を遣って表現することができる。
最も物議をかもし、最も注目を集め、最も若く、最もかっこいい……
金城武が1800年前の諸葛武侯になるということは、
現代の話題の人物が歴史上の話題の人物と出会うということであり、
関心を持つなと言う方が難しい。
そして、この次々とわき起こる混乱の中、金城武はやはり変わらず控えめで、内にこもり、
無意識のうちに賢さとユーモアを垣間見せる。
――あなたが演じる諸葛亮という人物を、紹介してくださいませんか。
武 この諸葛亮は、たぶんみんなが今までに見たどの諸葛亮よりも若いと思います。
以前の諸葛亮は、みな割に大人で落ち着いていて、深謀遠慮といった感じです。
「赤壁」の諸葛亮は、監督によって、聡明で、ユーモアがあって
人の心を理解する人のイメージで作られています。
彼は時にすごく沈着で、
それは1つには、軍師として人々の気持ちを落ち着かせなければならないからであり、
また1つには、彼が年若なので、年長の将軍たちと相まみえるときは、
軍師としての威厳を示さなければならないからでもあります。
そうであって、初めて人は彼の話に耳を傾けます。
だから、ちょっといらいらしたりする様子も見せることがあります。
そこが、これまでの諸葛亮との一番大きな違いではないかと思います。
完全無欠の神ではなく、感情の起伏のある1人の人間なんです。
彼もまた喜怒哀楽があり、ただ、その表し方が人と違うだけです。
――「赤壁」での諸葛亮は大変ハンサムですが、
あなた自身はどう思いますか?
武 それはおそらく、「傷城」や「投名状」のすぐ後なので、
前の2つに比べてちょっと小ざっぱりしてるなと思うんじゃないでしょうか。
本当はそんなに違いはないんです。髭をはやしているのも同じだし(笑)。
ぼくは、葉錦添が用意してくれたこの姿がとても好きですよ。
この衣装を着ると、まるで本当に諸葛亮になったような気分になるんです。
衣装はすごく助けになりますね。
例えば諸葛亮がいつも着ているあの長い白い衣装を身につけると、
その時代の諸葛亮のように気持ちが落ち着いてくるんです。
この映画ではぼくは基本的にアクションはありませんから、
ずっとアクション抜きの演技がほとんど、
甲冑を着る役者さんたちに比べると、それだけで遙かに幸せですね。
でも、長衣もやっぱりすごく暑いんですよ。
特にすごく暑い時にのんびりと落ち着き払った様子をするのは、
とても辛かったです(笑)。
けれども、フィルムを見たら、苦労の甲斐があったと思いました。
――ジョン・ウー監督とは初めての仕事ですが、
あのような大監督と一緒で緊張しませんでしたか?
武 はい、確かに緊張しました(笑)。
その緊張は、監督はすごく高い要求をしてくるだろうか、
もし、ぼくがそれに応えられなかったらどうしよう、
それに諸葛亮は「赤壁」ではすごく重要な役だから、
もしいい演技ができなかったら、映画全体に影響を及ぼしてしまうのじゃないかと
心配だったからです。
でも、ジョン・ウー監督は、俳優を信頼する監督でした。
彼にはいつも成算が合って、現場で彼を見ると心配が消えるんです。
彼は次のシーンではどうしなければならないか、きっとわかっているのですから。
強い言葉や厳しい態度でこうしろ、と言わなくても、威厳があり、
全てを掌握しているようで、本当に敬服してしまいます。
撮影中の彼は本当に平和的な態度で、大きな声を出すことさえまれでした。
こういう監督と一緒に仕事ができるというのは、役者にとってはいいことだし、
とても幸せなことです。
――「赤壁」の台本には、諸葛亮の愛情面の話はないようですね?
武 基本的にはないと言えますね。
「赤壁」の諸葛亮は忙しくて、蜀の国にいたと思ったら、
次には呉にいて、呉の大臣たちを説得しなくちゃいけない、
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06月15日(日)
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