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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■配役が決まるまで(投名状)●監督の対談での談話
「投名状」の配役がどう決まったかに関する、ちょっと詳しい記述が、
南方都市報の、膨大な「投名状」特集ともいうべき記事の中にあります。
アンディ・ラウに関しては経緯は特に書いてないので、
ジェット・リーと金城武の部分だけ抜書きです。


(ジェット・リーについて)
ピーター・チャンはこう言った。
「ジェット・リーに会う前は、彼のことをよく知らなかった。
アクション映画ファンではなかったからね。
彼にあって、わかったんだ、彼はもうとっくに準備が出来て痛んだと」

ピーター・チャンは、プロデューサーのモーガンと、
彼を趙二虎役に口説き落とす≠アとを約束していた。
というのは、この役が、割合武人%Iで忠義≠フ人役だったからだ。
ところが、実際にジェット・リーを話し始めると、
ピーター・チャンはストーリーを語りながら、彼の反応を観察した。
そして「すごく考えを持っている。趙二虎役に説得できそうもない。
もし、二虎をやらせたら、うそ臭くなってしまう」
結局ピーター・チャンは、ジェット・リーを龐青雲役にと言ってしまった。
話が終わった後、ピーター・チャンは足を蹴って立ち上がった。
「どうしよう? 彼がぼくに龐青雲役を渡させてしまったよ!」

ジェット・リーという、この価格帯の俳優は、映画出演に大変慎重である。
共演は誰か? 出資者はどうか? 役は自分のイメージにいいか悪いか?
普通は監督とじっくり話し合わねばならない。
だが、たった15分で、ジェット・リーはピーター・チャンに回答した。
「やります!」
ピーター・チャンは言う。
「これで、この映画はできたも同じだった」

しかし、1ヵ月後、契約がまだ最終段階に来ていないとき、事情が変わった。
別の香港の、演技が特にうまく、最高の俳優と言ってもいいほどの俳優
(記者注:トニー・レオンではないだろうか? 確証はまだないが)≠ェ、
突然、龐青雲役に興味を示してきたのだ。
ピーター・チャンはジェット・リーに意見を求め、
趙二虎役を演じることも考えられるかと尋ねた。
その言葉が終わらないうちに、ジェット・リーは大変ていねいに、
はっきりと、自分は龐青雲がやりたいと言った。

その後、彼は自分のアメリカの弁護士から、ピーター・チャンに電話をかけさせ、
さらにプロデューサーにも電話させた。
「ジェット・リーは龐青雲役がとてもやってみたいのです。変えないでください」
ピーター・チャンは気がついた。
ジェット・リーは、このようなアクションのない役を待っていたのだと。
それもずっと前から。


金城武のところは、いきさつ以外の部分も併せて。
こちらは、一応、一部色で伏せます。


(金城武について)
映画の中でずっとモノローグが入る。
話しているのは一番後まで生きていた者だ。
だから、物語全体の語り手でもある。
姜午陽は幼い頃に孤児となった末弟で、
13歳のとき、二虎について強盗となり、二虎を実の兄のように思っている。

彼は「投名状」を交わして兄弟の契りを結び、
この契りを命を賭けて守ることを提案した。
彼は、龐青雲と次兄の妻が私情を通じているのに気がついただけで、
長兄が次兄を殺そうとしているのを敏感に察知してしまう。
兄弟の情を守るために、次兄の妻を断固として刺殺するが、
次兄の命を救うことはできない。
最後には、龐青雲の就任の日、彼を刺殺する。

「投名状」を提案したのは姜午陽である。
最後に「投名状」を完成させたのも彼だ。
金城武によれば、「姜午陽にとっては、兄弟の命だけが命で、
他人の命は命ではない」。

ピーター・チャンは実は金城武とは前からの友人だ。
一昨年の、あの「如果・愛」で信頼関係ができていた。
だが、ジェット・リーを動かすには15分しかかからなかったのに、
金城武を動かすのには、2ヶ月かかった。
なぜなら、「投名状」は、金城武が出演を引き受けない
3大タブーに引っかかっていたからである。


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12月24日(月)
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