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武ニュースDiary
by あさかぜ
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■広州アニメ展での監督、もう1つ●孔明(追記あり)
昨日のと重複が少ない記事をもう1つ。

国慶節期間中、本格的国産大作映画は姿を現わさず、
少なからぬ人々が12月13日に公開の「投名状」に期待を寄せている。
一昨日、監督のピーター・チャンがマンガ版「投名状」宣伝のため広州に現れた。
ピーター・チャンは記者に対し、撮影中は「実に力が入った」と率直に告白、
「年をとったから」と解釈してみせた。

金城武を捨てる

もし、ピーター・チャンに、力が入ったとはどういうことかと問う者があれば、
彼はまず、「ラヴソング」と「如果・愛(ウィンター・ソング)」を見てくれと言うだろう。
彼は、「如果・愛」はすなわち、力を入れた=uラヴソング」だと考えている。
「若い頃は世の中のことはわかっていると思っていて、あまり怒りもなかった。
ところがかえって中年になってから、物事を突き詰めるようになってきた。
「如果・愛」の撮影中は、もう前ほど穏やか≠ナはなくなっていた」
「投名状」は、その「如果・愛」よりも、もっと怒りをこめて作った作品だ。

ストーリーを見ると、「投名状」の心理ドラマは本来残酷≠ネものなのだ
――兄弟が妻を取り合って敵同士になる。
ピーター・チャンはこうした怒り≠フ感情は、
すべて金城武の役に加えていった。
「金城武が演ずる張文祥は一本気な人間で、
兄弟間に訪れる様々な変化を黙って見つめていくんだ」

チャンは、この役は「演ずるのが非常に難しい」と認める。
金城武にはじっと静かに怒りを押し殺すことを要求し、
最後の30分になってようやくそれが爆発し始める。

「この映画の最も難度の高い芝居は、全て金城武によって演じられる」

金城武の美しさは「投名状」では「捨て」られているが、
それは彼の役目が残忍さを競う≠アとにあり、
かっこよさを発揮する≠アとではないからだ。

ジェット・リーを捨てる

リアリティのために、ピーター・チャンはジェット・リーの武術家としての腕を捨てた。
「達人ではない、残忍であればいい」
ピーター・チャンはアクション指導のチン・シウトンをほとんど怒り狂わせるところだったが、
結局ジェット・リーがに仲介役を頼んだのである。

「ぼくはアクション映画を撮ったことがない。
チン・シウトンにしてみれば、何にもわからないアメリカ人のようなものなんだ。
チン・シウトンのアクションは最高に美しい。
人が空を飛び回るのが好きで、ワイヤーを多用する。
彼のあだなは香港ワイヤー狂≠セ。
だが、ぼくが撮るとなったら、彼にはワイヤーを捨ててもらい、
アクション全体をリアルなものにする。
幸い、ジェット・リーもチン・シウトンのアクションを少し変えてみたいと思っていたので、
ぼくらの橋渡しを引き受けてもらった」

自分自身を捨て≠サうになる

ピーター・チャンは、出演者の多い大作がもともと好きでないと認める。
「骨が折れるし、それも全部人間のことで」
「投名状」は、ピーター・チャンの映画の中でも、登場人物が一番多い。
「毎日必要なエキストラは700人から800人、多いときは1500人にもなった。
ぼくら香港人には、1000人を越える人間を
どうコントロールしたらいいかなんてわからないが、
内地の執行監督は非常に経験豊富で、掛け声は軍隊式、
1時間以内に1500人を食事に行かせてまた戻ってこさせることができるんだ」

ピーター・チャンは、この映画によって、
大作や特撮やアクションへの恐れを克服したいと望んだ。
だが、実際、大変苦しい撮影であった。
肉弾戦の本当の残酷さ≠映し出そうとして、
1週間の予定だった最初の撮影が、4週間たっても終わらない。
製作会社はもう少しで監督を替えそうになるし、
彼自身も、別の者に代わった方がいのだろうかと悩んだ。

「オスカーを興行成績アップに利用するのは、おかしな考え方だ」

「投名状」の初号は既に完成し、上映時間は2時間10分、
現在出演者達は北京でアフレコの最中、
並行してタイで音楽や声のミキシングを行なっていると、

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10月06日(土)
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